スタイリースタイリー♪ 「私に電話してください、どうぞよろしく」
「スタイリー」 とは、スタイル が良い、スタイリッシュ だといった意味で使われる フレーズ のひとつです。 何かに接頭して 「スタイリー〇〇」 みたいに使うこともあります。 言葉の 元ネタ は、昭和 の時代にテレビで盛んに CM が流されていたアメリカ生まれの運動器具 「スタイリー美容健康器」(STYLY/ アンテ株式会社) に由来します。
腰の部分が折れ曲がって上下に動く簡易ベッドのような器具で、CM では商品名を連呼する 「スタイリースタイリー」 とのリズミカルな歌が流れる中、「胸を豊かにするスタイリー」「足を美しくするスタイリー」「ウェストを細くするスタイリー」「みんなで楽しくスタイリー」「スタイリーは組み立て式ですから、このように簡単に折りたためます」 とナレーションが入り、その間ずっと女性や男性が器具を使って腰や足を上下させたりダンスをしたり器具を折りたたんで運ぶ様子、およびテロップで商品名と電話番号が 画面 に映し出されます。
最後に開発者で社長と思われるアメリカ人男性による 「アメリカで生まれたスタイリー、私に電話してください、どうぞよろしく」 といういかにも外国人による日本語といったイントネーションのセリフで締められます。 このカタコトのイントネーションによるセリフは大流行し、歌と共に小中学生がよく真似していました。
ちなみに米米CLUBの 「FUNK FUJIYAMA」(1997年) の歌詞 (曲中セリフ) にも、アメリカンエキスプレスの CM でのセリフ 「出かける時は忘れずに」 の パロ である 「デカケルダケドワスレチャッタ」 と共に 「ワタシニデンワシテクダサイ」 として使われています。
スタイリーの実際の使い心地や効果がいかほどだったかはわかりませんが、腰痛持ちの人が見ると青ざめるような動きではあります。 当時は家の座椅子で真似する子供もいました。 ともあれ CM が流れた1970年代中頃を中心に健康やダイエットが注目を集める中、スタイリーは大ヒット商品ともなっています。
テレビショッピングで美容器具をゲット!?
この時代に大ヒットした同じような商品に、テレビショッピングでよく紹介されていたぶらさがり健康器とか、コロナ工業 (現:コロナ) が発売した超音波美顔器、歌手の淡谷のり子さんがプロデュースと CM キャラクター を担ったゲルマニウムローラーなどがありました。 いずれも日中のワイドショーの合間などに紹介され、学校 をサボりがちだった 筆者 も家でよく見ていました…。





