古臭い…なんて意味の 「昭和の香り」
「昭和風」「昭和テイスト」 とは、古臭いもの、時代遅れな感じのものをやや批判的に評する時に使う言葉です。 そのまま 「昭和風」「昭和テイスト」 あるいは 「昭和チック」「昭和臭」 なんて使う場合もあれば、「昭和の香りがする」「昭和の匂いがする」 なんて使い方もします。
「昭和」 とは、もちろん日本の元号、平成の前の昭和の時代 (1926年(昭和元年) 12月25日〜1989年(昭和64年) 1月7日) のことですが、元号が変わり10年以上を経過した頃から、おたく やら 同人 やらの世界だけでなく、一般的な用語としても、古臭いものを揶揄する言葉として使われるようになりました。
「懐かしい」 というより、「古臭い」
ある種の 「レトロ感」「懐かしい感じ」 なんて ニュアンス もあるのですが、ネット の 掲示板 などで新作の マンガ や アニメ、ゲーム の 感想 とか、あるいは 書き込み した人の書き込み内容の表現なんかに使われる場合には、やっぱり ネガティブ な意味あいが 強い言葉 という感じがします。
とりわけ 2000年代となり、平成生まれの人が本格的にネットの世界に入ってくると、古臭い 作品 とか、あるいは 「おっさん」「おばさん」 を批判するような使い方が多くなっていますね。 まぁここらは 新参 と 古参 の軋轢、あるいは新人類だの ゆとり だのZ世代だのと同じで、ある種の他世代への罵倒としても使われているんでしょう。
筆者 は 「おたく」 な人にとって、とりわけ1980年代をおたくとしてオンタイムで過ごしたかそうでないかは結構大きな違いがあるような気もするので…生まれた時代は選べないとはいえ、世代間の認識の違いはいろいろ大変だなぁとは思いますが。 ただし2020年前後となり平成も過去の時代となると、今度はより若い世代を中心にエネルギッシュだった後期昭和 (あるいは平成初期) に対するノスタルジックな憧れを持つ層も出始めてきてはいます。
1980年代はおたくの時代とかアイドルの時代とかテレビの時代とか、文化・娯楽面での 「〇〇の時代」 という呼称が様々な分野で使われがちな気がしますが、これはたまたまそれらがその時代にマッチしたというより、その年代が日本の国力が極まっていた時期、高度経済成長を経て経済大国として世界に君臨し、文化面を含めてあらゆる分野の一種のピークにあったからでしょう。 とくに文化や娯楽、趣味 の分野は国民のいわゆる中間層と呼ばれるボリュームゾーンが経済的に豊かになり余暇を楽しむ余裕がなければ盛り上がりませんし、量から質への転換も起こりません。
なお実際に昭和時代に作られたアニメやマンガ、ゲームを 「昭和臭い」 とは、あまり呼ばないようです。 一方、創られた時代を問わず、視覚情報がカラーではなく モノクロ の場合、とりあえず 戦前 と呼ぶこともあります。
ちなみに オタ親 が平成生まれのわが子に昭和時代のアニメやマンガ、ゲーム作品を与え、「平成生まれの昭和っ子」 に改造するのは、昭和洗脳 などとも呼びます (うちの サークル だけかも…w)。








