ふはははは…お前も昭和の子にしてやろうか!! 「昭和洗脳」
「昭和洗脳」 とは、昭和の時代 (1926年(昭和元年) 12月25日〜1989年(昭和64年) 1月7日) の間、とりわけ1960年代 (昭和30年〜40年代) から 1980年代 (昭和50年〜60年代) にかけて子供だった おたく系 のおっさん (中年男性) が、自分がかつて好きだった昭和時代の アニメ や特撮、漫画、ゲーム などを我が子に仕込み、「昭和の子」「昭和脳」 に洗脳することです。 特撮の場合、初期の仮面ライダー世代でもあるので、「改造人間 昭和っ子」 への改造とも称されます。
いわゆる オタ親 の微笑ましい児童虐待となりますが、隠れオタクである場合も少なくなく、「子供がアニメを見たがっている」「昔の特撮ビデオがレンタル落ちで投売りされていたから買ってきた、これも家計のやりくりのうち」 などと子供をダシに使い、さらに子供を味方につけるべく、「善良な父親」 を装って 昭和臭 ふんぷんたるビデオや DVD を繰り返し視聴させたり、ソフビ人形や着せ替え人形などを買ってきては、言葉巧みに我が子に与えるようです。
「死ね死ね団のテーマ」 を口ずさむ子供の恐ろしさ :(;゙゚'ω゚'):
夢にあふれた昭和の思い出 |
子供にとっては、流行りの最新アニメや特撮を見る時間を奪われる危険性がありますが (学校での話題についていけなくなる)、そこは元おたくの親。 抜かりなく、核となる作品群はきちんと押さえて的確に視聴時間をコントロールします。
ゲームやアニメを 「勉強する時間がなくなる」 と禁じる親が多い中、積極的に親の側から資金援助までしてくれるのですから、かなり 「物分りのいい親」 とも云えますが、母親 が 一般人 だったりして意見が一致しないと、しばしば 緊急家族会議 が召集されるなど、家庭不和の原因にもなったりします。
またゲームの場合は、昔とった杵柄か、格闘やレースのゲームで熱が入って手加減を忘れ、子供を フルボッコ にしてしまう…なんてパターンが多いようです。 そうなるとしばらく口を利いてくれなくなり、寂しい思いをするお父さんも少なくないようです。
ここらは、「オタ親」 が母親の場合は、もうちょっとうまく立ち回ったりもするようですね。 「腐女子洗脳」「やおい洗脳」 ってのも、ちょっと怖い感じですが、そこは母親、しっかり勉強とのバランスは厳しく取るようです。
実はうちのサークルの方言っす…
「昭和洗脳」 の 元ネタ ですが、筆者 のいる同人サークル、喫茶《ぱらだいす☆あ〜み〜》 のローカル用語で
その後うちのサークルもすっかり家庭持ち・子持ちが多くなり、しかも若い頃に撮りためたビデオなどが山のようにあって消化しきれてないケースなどもあって、「おたく洗脳」「昭和洗脳」 なんて揶揄される行動をとる人が結構いたりしますw なお 「洗脳」 って言葉がよく使われているのは、当時オウム真理教の事件 (地下鉄サリン事件/ 1995年3月20日ほか) があって、しばらくその関連ニュースでマスコミ報道が塗りつぶされていたのが影響していたんだと思います。
それにしても、まだ小学生なのに、「ガンダム」 をファーストから語ったり、「ウルトラシリーズ」 や 「仮面ライダーシリーズ」 の薀蓄を持っていたり、「快傑ズバット」 とか 「スペクトルマン」「宇宙空母ブルーノア」 とか、その当時でもマイナーで下手すりゃマニアック作品扱いのタイトルを 普通に 視聴していて、驚く場合もあります。 まあ過去作品のDVDボックスとかお手ごろ価格で結構出ているからなんでしょうが、子供に何を仕込んでんだよ…。
ただまぁ、きっと彼らが、次の世代のうちのサークル、そして 「おたく」 と 「同人」 の世界を牽引していってくれるんでしょう…w 羽ばたけ、「平成の昭和っ子」。
ちなみに蛇足ながら、1970年代末から1980年代頭頃に生まれ、昭和から平成に変わる頃 (1990年前後) にアニメやマンガに熱中したり思春期を迎え、その時代が おたく や 腐女子 の原体験となっている人は、特に 「昭和平成」 略して 「昭平」 などと呼ぶ場合もあります。 2019年からは令和が始まりましたが、昭平令みたいな感じになるのでしょうか。 昭おた・平おた・令おたみたいな言い回しは、うちでも する子 関係の一部で使っていたりもしますが。