「ロングブーツ」 とは、足を入れる筒 (シャフト) の丈が膝下まで覆う程度の長い ブーツ のことです。 実用性が求められる産業用や釣りなどの 趣味 のためののものを除けば、ファッション アイテム としてもっぱら女性向けに販売されています。 とくに長く、膝上まで覆って膝の曲げまでカバーするものはニーハイブーツと呼ばれることもあります。
乗馬用ブーツに似た筒状の開きがないもの (固胴) と、アッパー (甲の部分) からシャフトに向けて前開きの羽根があり靴紐で足に固定する 編み上げブーツ の大きく2つの種類があります。 後者の 編み上げ のものは、靴紐の代わりにベルトやバンド、ハーネスで締めて固定するものもあります。
ファッション用途で男性用のものは、もっぱら ミリタリー の装いをする際に用いるミリタリーブーツとか将校長靴、乗馬用ブーツがあります。 とはいえ現在は本職の自衛官や軍人らも旧日本軍の将校が履いていたような膝下まであるロングブーツは使っていません。 イベント などで、軍服の コスプレ がされる姿を見かけることがたまにある程度でしょう。
1990年代後半、ギャルブームで大流行した厚底のロングブーツ
材質はブーツ類一般と同様におおむね皮や合成皮革で、色 は黒や濃い茶色が多いのですが、白や原色系の派手な色のものが選ばれることもあります。 価格はピンキリですが、購入する時はその大きさもあってちょっと勇気がいるものでもあります。 とくに革製のものは高価な上に重量があり、手入れも大変、かつ臭いも付きやすく、放置するとすぐにカビが生えてきたりします。 不要になっても処分するのも一苦労です。 またロングブーツに合う服装も限られ、どうしてもバッチリ決めたスタイルになりがちです。
普段使いができない取り扱いの難しい履物ですが、1990年代後半に生じた ギャル ブームの際は、明るい色使いで ソール (靴底) が5cm から 10cm 以上もあるような 厚底 のロングブーツが大流行しています。 これは 厚底ブーツ などとも呼ばれ、派手目のメイクや 茶髪、トロピカルなイメージを持つ チビT やジャラジャラとした アクセ などと並び、ギャルファッションの象徴的なアイテムのひとつと目されています。
産業や趣味用途のロングブーツは一般にゴム製で防水加工がされており、海産物の取り扱い業者や釣り人らの必須アイテムとなっています。 実用性重視で華美な装飾はされておらず、堅牢さや手入れのしやすさをアピールする商品が多いでしょう。 足だけでなく胴まで覆うものは胴長と呼ぶこともあります。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
関連する同人用語・オタ用語・ネット用語をチェック
