もう敬語はなしよ!… 「罰金100円」
「罰金100円」 とは、何らかのつながりがある人物同士の距離感が微妙な時に、「罰金」 という決まりを作って半ば強制的にその距離を調整するためのものです。 金額は1回100円の他、キリの良いところで 500円なども見かけますが、1,000円ともなると気軽なコインから仰々しいお札になったり金額が大きすぎるのか、あまり見かけません。
なおフィクションの世界では、日本の通貨である円ではない他の貨幣単位や名称となることもあります。
こうした例でよく見かけるのは、「もう友達なんだから、さんづけ はなしで呼ぼう」 とか、「俺たち仲間なんだから敬語はなしで行こう」 みたいなパターンでしょう。 当然、年齢が上だったり立場が上のポジションが、下のポジションの者に提案するわけですが、それでも下の者は遠慮してさんづけしたり敬語を使ったりと、フランクな接し方ができなかったりします。 そうした際に行われるのが、「わかった、じゃあこれからはさんづけ1回につき罰金100円だ」「敬語使ったら500円の罰金な」 だったりの、罰ゲーム になるのでした。
創作物における人間関係の、ちょっとしたアクセントとして
こうしたやり取りは マンガ や アニメ といった コンテンツ作品 に登場する キャラクター 同士で行うこともありますが、実生活でもくだけたコミュニケーションとして行う人は多いでしょう。
一方で、個人的でフラットな人間関係だったり、それを目指すものではなく、立場に上下が固定された関係性の中で、何らかの単純な罰則・罰金としての100円、例えば会社内で 「ビジネス文書でミスしたら100円」 などの一方的な取り決めは、救いがない上にパワハラ一直線なので、冗談でもやるのはよしましょう。 面白くもないし、職場でそれをやったら 普通に 違法です。