ありとあらゆるデータ、著作物を指す 「コンテンツ」
「コンテンツ」 とは、英語のメディアコンテンツ (Media Content) のことで、「メディアの中身」「媒体の内容」 といった意味の言葉です。 通常日本では、メディアと接頭せず、同じ意味で単独の 「コンテンツ」 を使います。 また映画なら映画コンテンツ、ゲーム ならゲームコンテンツなどと呼びます。 なお 「ソフト」 あるいは 「ソフトウェア」 もほぼ同じ意味になります。
一般的なコンテンツというと、前述した映画やゲーム、音楽、テレビ番組プログラム、アニメ や マンガ、小説や ラノベ などを指して使われますが、一枚ものの写真や イラスト など、およそメディア (媒体) に入る創作・創造性のあるもの全てをあらわす 概念 となります。
こうした言葉が盛んに使われるようになったのは、映像も 画像 もテキストもプログラムも、あらゆるものが 電子化 され媒体に記録できるようになった マルチメディア ブームの頃ですが (ただし当時はまだまだ掛け声だけでしたが)、その後は専門用語ではなく一般でも広く使われる言葉として広まり、2004年には コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律 によって、概要が定められています。
法律によるコンテンツの定義
コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律
(2004年5月14日/ 衆議院可決 5月27日/ 5月28日/ 参議院可決)
第2条
映画、音楽、演劇、文芸、写真、漫画、アニメーション、コンピュータゲームその他の文字、図形、色彩、音声、動作若しくは映像若しくはこれらを組み合わせたもの又はこれらに係る情報を電子計算機を介して提供するためのプログラムであって、人間の創造的活動により生み出されるもの。
著作権・知的財産権を守るために
こうした法律が作られたのは、著作権 を持つコンテンツ 作者 の権利を守り、また産業としてコンテンツを発展・促進させる意図があります。