誰でも身につまされる恐怖の瞬間… 「ウンコ 「オナラです」肛門 「よし通れ!」
「よし通れ!」 とは、一見しっかりとチェックしているように見えて、実際は ガバガバ・ゆるゆるなチェックや審査、何でも素通りのザル状態となっている様をあらわす言葉です。 この言葉の 元ネタ から 「ウンコ「オナラです」 と呼ばれることもあります。
元々は 掲示板 2ちゃんねる の 「ニュース速報板」 に2011年9月2日に立てられた スレッド 「俺「屁ならいける」→ウンコ 俺「;;」 俺「ウンコちょっとだけならセーフ」→下痢ブシア 俺「;;」 に書き込まれた レス が由来となっています。 内容は、誰でも一度くらいは経験があるであろう 「おなら (屁) をしたと思ったら中身 (うんこ) が出ていた」 という状況を、肛門とウンコの掛け合いで表現したものでした。
「ウンコ「オナラです」「よし通れ!」 の元ネタ書き込み
22 :名無しさん@涙目です。(福岡県):2011/09/02(金) 23:55:09.22 ID:WdnuMNyj0
肛門「何者だ!」
ウンコ「オナラです」
肛門「よし通れ!」
スレ趣旨に合った ネタ として面白みがあるだけでなく、この 「〇〇「××です」→◇◇ 「よし通れ!」 は、掛け合いの テンプレート としても極めて優秀であり、ずさんなザル対応をくさすフレーズとして、改変・アレンジしたものなども登場しています。
「よし通れ!」 じゃねえよ…この辛さは体験した人でないと…
おならをしようとしたら中身が出る状況は、子供でも大人でも経験したことがある人は多いものです。 朝から下痢気味だったり中身が出るような兆候があれば、リスク回避のために我慢したり屁だけ上手く分離して出すことができる場合もありますが、全く予想せず、おならだと完全に信じ切って出した時の 「中身が出た感覚」 あるいはそこまではっきりとはしていないまでも 「おならにしては、やたら温かく湿っぽいな?」 は、瞬時に意識と時間を停止するインパクトがあります。
それが自宅でくつろいでいる時ならまだしも、外出先や電車内といった閉鎖した場所の場合、すぐにトイレに駆け込み確認することも、惨状を前に別の パンツ に穿き替えることもできず、行動可能となるタイミングまで肛門を締め足を閉じ、つま先立ち的な感覚を下半身に与えながら耐えるしかありません。
また下痢気味や便意があるなどで十分注意はしていたものの、腹痛や便意の波の谷間に入って小康状態となり、「あと1駅で目的地だ、これならいけるかも」 と見通しの甘い判断をした後に降車不可能なタイミングで痛みや便意が襲ってきた瞬間など、「1分前の自分のバカバカバカ」 とおのれの判断ミスに後悔の念が爆発することもあります。
もしかしたらパンツは無事かも…打ち砕かれる甘い予想
「何らかの有体物が出た」 感覚がある場合、急いでトイレに入って確認することになります。 パンツを見るまでは、自分の感覚では 「ほんの少し」「もしかしたらパンツはギリ無事かも?」 との都合の良い希望的観測が頭の中で肥大化しますが、実際はそんな甘っちょろい予想を打ち砕く被害規模で、再び汚れたパンツを穿く訳にもいかず 「これからどうしよう…」 と途方に暮れたりもします。 極度の下痢の場合、太ももをつたう謎の液体感を覚えて絶望することもあります。
とりあえず肛門さんしっかりチェックしてよとは思うものの、完全無欠に自己責任の世界でもあるので、何とも辛いものがあります。 なお、トイレでうんこをしようと力んだら、おならしか出なかった時の 「それじゃない感」 も辛いものがあります。
「うんちんまん」 と 「ブボボ(`;ω;´)モワッ」
なおこうした言葉が流行するのは、誰でもこの手の絶望的な シチュエーション に覚えがあることもさることながら、ネット の一部で 「うんちんまん」(うんこ・ちんこ・まんこ) の子供っぽい話題が、幼児退行的で露悪的な面白みのあるものとして、ことさらに盛り上がることとも関連があります。
ちなみに 絶対に許さない! 絶対にだ で有名な、2006年9月11日のテレビ番組の生放送中 (フジテレビ系列/ NG名珍場面5000番組10万人総出演!! がんばった大賞7) の雑音ネタ (オナラではないかと騒がれた) で作られた 「ブボボ(`;ω;´)モワッ」 もこのネタに 絡む ようになっています。