何だかぴったりするのです… 「ぴった」
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| これはお値段 キリよくぴった (有明いく子) |
「ぴった」(ピッタ) とは 「ぴったり」 の略です。 ちょうどキリが良い数字だ、うまく釣り合っているといった意味で、単独で使うこともあれば、何かに接尾して使うこともあります。 例えば商品の値段が1000円ぴったりといった状況なら 「1000円ぴった」 みたいな使い方なります。
ワンチャン とワンチャンスといった云い回しと同様の、いわゆる一文字略語の一つで、一文字だけ略したところで大した意味はありませんが、語感も舌足らずっぽいというか何となく可愛らしく、若者を中心に良く使われます。
なおぴったりやぴった (ひに半濁点) ではなく、びったり (びったし) やびった (ひに濁点) という云い方もあります。 こちらは中京地域でよく見かける方言としても知られています。 他に同じような意味や ニュアンス でも使われる言葉にジャスト (英語の just) やドンピシャ (ドンピ) があります。 舞台 で自分の 推し の立ち位置にぴったりな位置に席を取ることを立ち位置ドンピとか呼んだりします。
ネットの生配信と 「キリ番」 と 「ぴった」
ネット の生配信などにおいて、配信者 (演者) が使うことも多く、例えば ゲーム の 実況 で キャラ の レベルアップ のための 経験値 がキリの良い数だったり、登録者や SNS の フォロワー の数がキリの良い数字だったりすると、しばしば 「300ぴった」「1万ぴった」 みたいに表現することもあります。 この場合、昔からある ネットスラング の キリ番 と同じような扱いになります。








