隠したい、でも気付いて欲しい…甘酸っぱい青春の思い出 「好きバレ」
「好きバレ」 とは、誰かを好きなことが本人や周囲にバレてしまうことです。 本気で惚れている場合もあれば、ちょっといいなと好感を持っているだけの場合もありますが、いずれにせよ自分の心の内を相手や周囲に悟られたくない、恥ずかしいといった感情は、多くの人が持っているものです。 思春期の頃によくある微妙で繊細な心の動きでもあり、「好きだからお近づきになりたい」 という気持ちと 「でも好きバレしたくないから距離を開けねば」 との矛盾した板挟みの感情で苦しむこととなります。
また好きバレしそうになった際に、それをごまかすために 「好きなわけないだろ、あんな ブス」 みたいな悪態をついてしまい自己嫌悪に襲われたり、それが本人の耳に入って傷つけてしまい後悔するなど、素直になれないがための悲喜こもごものあれこれがあったりもします。
こうした感情は誰でも若い頃に一度くらいは経験したものでしょう。 相手が異性の場合が多いのでしょうが、同性の場合はまた異性とは異なる悩みがありますし、好きな芸能人やアイドル、はたまた アニメ や マンガ も知られたくないと思う気持ちが強くなることもあります。
「何かを好きだ」 というのは、自分の中身をしばしばさらけ出すものでもあるし、自我やアイデンティティがまだ確立していなかったりそれに自信が持てない場合、知られるのが恥ずかしいという感情は自然なものとも云えます。 また自分が好きなものを、自分の周囲の人間に否定されたくないという思いが強すぎる場合もあります。 いわゆる 隠れファン と呼ばれる ファン も、こうした傾向が強いのかなとも思います。
「何が好きか」 は、自分をさらけ出すことでもあったり
好きバレを避けつつ好きな相手と接点を持ちたい場合、何らかのカモフラージュをすることもあります。 例えば小学生の頃に好きな相手に年賀状を送りたいけれど、相手だけに送ると好きバレするからクラスメイト全員に送るとか (筆者 です…)、好意の証を不特定多数に行ってごまかすのは割とありがちなパターンです。
またどう接したらわからない場合に、つい好きな相手に意地悪をしてしまう、小さく いじめ てしまうといった行為になることもあります。 これなどは、好かれた相手の方はたまったものではありませんが、よほど深刻なものでなければ子供の頃の思い出として、後年同窓会などで笑い話になることもあります。
ちなみに筆者は恋愛関係というか好意を伝えたりするのが極めて苦手で、小学校の頃に運動会でマイムマイムを踊った際に、手をつなぐ順番に片思いの相手がやってきた時、心の内は張り裂けんばかりに歓喜の渦になりつつも、表面上は仏頂面をしてしまい 「もっと楽しそうに踊りなよ」 と文句を云われたりもしました。 今だったら 「おおー〇〇ちゃんだーうれしー」 みたいな軽口は平気で出せる気がしないでもないですが (大人になりました)、やっぱりいざ本当に好きな相手と対面したら、何も言えなくなるような気がします。
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