最終話まで、あるいは最新話まで履修済みなの… 「読了済」
「読了済」 あるいは 「視聴済」 とは、特定の マンガ や アニメ といった コンテンツ をすでに読んでいる、見ているといった意味の言葉です。 コメント として 書き込む こともありますが、SNS や ブログ の プロフィール欄 に、自己紹介 の一部として記載することが多いかもしれません。
すでに完結したコンテンツであれば作品名のみを、連載や放映がされている現在進行形の作品であれば、どこまで読んだか、どこまで見たかといった情報を接頭することもあります。 例えば連載中の○○というマンガなら、「○○第4巻読了済」 となります。 また 「読了」 や 「視聴」 ではなく 「履修」 を使うこともあります。 この場合も同じように 「○○履修済」 といった表現になります。
日本語本来の使い方で云えば 「読了」 の時点で読み終えた、済んだとの意味になるので、「読了済」 という書き方は重言 (頭痛が痛いみたいな同じ意味の言葉を重ねる表現) であり、ちょっと違和感があるものでしょう。 ただし 同人 の世界では 「成人済」 などのようにくどい重ね方をするのはとてもポピュラーな表現方法ですし、「視聴済」 と並べられる表現でもあるので、こちらの世界にいる人にとってはあまり違和感はないかもしれません。 同じような使い方で 「購入済」 とか 「ゲット済」 などもあります。
なぜわざわざこんな宣言をするのか
一般人 がどこまで作品を読んだのか見たのかなど、他人から見たらどうでも良い話です。 しかしこうした宣言をあえてするのは、「もう作品を見たので ネタバレ しても大丈夫」、あるいは 「その作品についての話題は何でもOKです」 みたいな意味になるからです。
とくに仲の良い友人とか同じ ジャンル で活動している友人にネタバレするのはかなり申し訳ない気がするものであり、とはいえ好きな作品の感想を友人としたいというのは人情でもあるので、お互いに万が一の行き違いが生じないようにするコミュニケーション上の知恵みたいなものとなっています。 人によっては 「読み終えたのでそのうち イラスト を描きます」「気が向いたら 萌え語り するかも?」 みたいな予告の意味を持たせている場合もあります。