同人用語の基礎知識

一斉攻撃

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タイミングを合わせて一気に攻撃を叩き込む 「一斉攻撃」

 「一斉攻撃」 とは、複数の兵士や部隊、あるいは 武器 がタイミングを合わせ、特定の対象へ同時に 攻撃 を仕掛けることです。 似た言葉に 集中攻撃 があります。 敵よりも大きな戦力をおおむね同時に敵の一点に集中して加えるという意味です。 いずれも相手の対処能力の限界を超える攻撃を一気に叩き込むことで敵をマヒ・機能不全に陥らせ、迎撃反撃 や防御を封じることでより一層の効果を狙います。 こうした考え方による攻撃は 飽和攻撃 とも呼びます。

 基本的には 軍事 の世界の言葉ですが、戦闘 の要素がある ゲーム や、あるいはサイバーセキュリティの世界でも、手持ちの戦力をもっとも効果的に用いる方法として行われます。 ゲームなどでは単発の攻撃を単純に足すよりも敵に与える ダメージ が大きくなるよう 設定 されたりもします。

 対概念としては、散発的に攻撃を加える 散発攻撃、あるいは時間差で繰り返し攻撃を加える 波状攻撃、戦力を小出しにする 逐次投入 があります。 一方、分散攻撃については、タイミングさえ同じであれば一斉攻撃と呼ばれることが多いでしょう。 いずれの攻撃戦術にもそれぞれのメリットとデメリットがありますが、戦力の集中とタイミング合わせができる条件下であれば、一斉攻撃がもっとも大ダメージを与えうる方法なのは変わりません。

 なお 日常 の生活においても、誰か一人が大勢から批判や吊るし上げを食らった場合に一斉攻撃といった云い方をすることが多いでしょう。

時計と一斉攻撃

 一つの戦場であれば、一斉攻撃の方法はシンプルです。 鬨の声を上げたり太鼓や銅鑼を叩いたりほら貝やラッパを吹いたりして、その音を合図にして攻撃を開始すれば事足ります (あまりに距離がある場合は音速の問題もあって完全同時は無理ですが)。 合図による リアルタイム での開始ではなく、あらかじめ開始時間を決めて行うこともありますが、戦国時代など昔の戦闘では正確な時計がまだ存在せず、離れた場所にいる部隊が正確に一斉攻撃をすることには困難が伴いました。

 もっとも戦国の時代には現代のような通信技術もなく、基本的に遠隔地との連絡も早馬を飛ばすとかのろしを上げる、伝書バト を飛ばす程度なので、敵の複数部隊統括の指揮命令系統をかく乱する効果も限定的で、あまり意味もありません。 あくまで敵を取り囲んで一斉に叩くような局所的な包囲攻撃に留まります。

 その後機械式の時計が発明され小型化もされます。 当初はポケットに入れて持ち運ぶ懐中時計が主流でしたが、これによってより正確な一斉攻撃が可能となります。 その後両手が自由になる利便性から腕時計が使われるようになり、とくに1914年に勃発した第一次世界大戦での塹壕戦で広く使われるようになっています。 攻撃開始のタイミングを秒単位で同期させるために腕時計に秒針停止機能も搭載されるようになり、これは一般に 「Hack」(ハック) と呼ばれます。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2012年4月10日)
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