攻撃を受けた時こそ形勢逆転のチャンス? 「反撃」
「反撃」(はんげき) とは、戦闘 において相手から 攻撃 を受けた際に、ただ防御・防戦をするのではなく、対抗して同程度のやり返しを行ったり、逆に攻勢に転じたりすることを指す言葉です。 言葉自体は 普通 の日本語であり、日常 の会話からスポーツ、国際政治まで幅広い場面で用いられますが、分野ごとに少しずつ異なる ニュアンス を持っています。
軍事・防衛の分野では、防御戦闘において、攻撃を仕掛けてきた敵を撃破したり攻撃の拠点を 叩く、奪われた拠点や陣地の奪回を目的に実行される攻撃を主に指します。 例えば他国からのミサイル攻撃などに対して、飛んできたミサイルを撃ち落とすのは防御のための迎撃ですが、相手のミサイルの発射拠点や関連施設などを叩く場合は反撃と呼ばれます。 現在の日本では、日本に向けてミサイルが発射されるか発射される可能性が極めて高い場合に、敵の発射拠点を叩く能力を反撃能力と呼んでいます (かつての「敵基地攻撃能力」)。 その点では反撃という言葉は安全保障上の重要なキーワードになっています。
スポーツや格闘技、あるいは格闘系の ゲーム における反撃の場合は、劣勢や防御の状況から一転して 攻め に出ることを指すことが多いでしょう。 とりわけボクシングなどの格闘技や格闘ゲームにおいて、相手の攻撃をかわして隙ができた瞬間にすかさず攻撃を当て返すことを反撃と呼びます。 こちらは カウンター や確定反撃と呼び、試合の主導権を握るための重要な転機となるケースが多いでしょう。 なお 「相撃ち」 の場合はとくにクロスカウンターと呼びます。
こうした使い方は一般生活や日常会話にも用いられ、相手からの批判や非難に対して黙ったり釈明に終始せずに言い返したり、何らかの対抗措置をとったりすることを反撃と呼ぶことが多いでしょう。 例えば ネット で批判に対して反論するように、言葉や正当な手段を通じて自らを守り、相手にこちらの立場や考えを主張する状況で使われます。
個人間の バトル でも国家間の紛争や戦争でも、どちらが先に手を出したか (先制攻撃したか) は攻撃や反撃の正当性を主張する上で極めて重要な要素です。 相手からの攻撃に対する自衛の範囲の反撃は、自衛権や生存権のために認められることが多いでしょう。 正当防衛という考え方ですね。 創作物の世界でも、敵や悪役からの理不尽な暴力に反撃を加えるという描写は 「正当性と爽快感」 を満たすものとして良く用いられます。





