今こそ反撃のチャンス! 敵の攻撃を利用して一転攻勢! 「カウンター」
「カウンター」(counter) とは、向きが反対なこと、反撃といった意味の他、揺り戻しや相互、相補う、一方の、といった意味で使われる英語のひとつです。 日本でわざわざ使う場合は、即時的な反撃や逆襲、意趣返し、対抗措置といった意味で使うことが多いでしょう。 例えばボクシングにおけるカウンターパンチや、政治・社会的 テーマ における反対勢力や反対の意思表示、主流に対する反主流、カウンターパートといった使い方などです。
単にカウンターといった場合、反撃といった ニュアンス で用いられることが多く、スポーツや格闘技などの競技、あるいは 軍事 において、相手の 攻撃 を受けた直後、あるいは相手が攻撃のモーションに入ったことを確認あるいは察知した際に、相手の体制や陣形、守備が手薄になったスキを突いて即時に仕掛ける逆襲を指したりします。 それは単に防御から 攻め に転じるとか劣勢からの再起、報復といったものだけではなく、相手の攻撃を利用してより高い確率で高い効果を達成しようとする戦術でもあります。
とくに格闘技 ファン や おたく の世界では、双方の攻撃が同時に当たりほとんど相打ちのようになる状況をクロスカウンターと呼びます。 こちらは マンガ や アニメ が大ヒットした 「あしたのジョー」(1968年) で 主人公 矢吹ジョーが発する必殺技の名を持って概念ごとよく知られる存在となっています。 これは同時に相手に同じ攻撃を繰り出すもので、それが右パンチなら右クロスカウンターみたいな呼び方になります。
カウンターを匂わすことで、敵の行動を封じることも
一方、カウンターをする姿勢を見せることで相手への牽制や抑止を図る戦術もあります。 例えばボクシングの場合、カウンター狙いであえて無防備な姿やスキのある姿勢を取り、相手の攻撃を誘う行為があります。 相手もそれは分かりますから、かえってうかつに手が出せないといった状況に陥ることもあります。 国家間のいわゆる核戦力における抑止論なども基本の思想は同じです。
これは物理的・キネティックな戦いだけでなく、論戦やそれよりカジュアルな口喧嘩などでも意識されるものでしょう。 「ここであいつの過去を批判したら、自分の過去もほじくり返されて逆に ヤバイ な」 みたいな警戒や損得勘定、お互いがそれを意識しての 「ここらで落としどころを探って 丸く 収めないとまずいな」 という争いを終わらせるための意識ですね。
一方、「自分がやったら相手にも同じことをやられる」 に考えが至らない人、とくに自分の側に絶対的な正義があると信じている人は攻撃に躊躇がなく、結果的に相手も引き下がれなくなり互いの攻撃がエスカレートする一方の場合もあります。





