一瞬でダメな結果が出てしまう… 「瞬殺」
「瞬殺」 とは、一瞬で倒されること、すぐに殺されてしまうことです。 例えば格闘技や アニメ などの戦い、争いごとなどで、一方がもう一方を瞬時に叩きのめしてしまうことを指します。
一方、日常生活で格闘や殺し合いなどが生じることはほとんどありませんから、それ以外の勝負事、例えば口喧嘩とかスポーツの試合、ギャンブル、恋愛における告白などなど、勝ち負け・成功不成功のある話で、あっという間に決着がついてしまうことを瞬殺と呼ぶ方がポピュラーな使い方でしょう。 似たような言葉で 「秒殺」 もあります。
欲しい限定グッズがあっと云う間に完売…
アレンジされた使い方ですっかり定着しているものに、欲しいと思ってた商品がすぐに売り切れてしまった、同人イベント でお目当ての サークル の 同人誌 や グッズ が 完売 した、チケットの抽選に落ちたといった、何かに対してトライした結果が悪く、それがすぐにわかった場合も瞬殺と呼ぶことが多いでしょう。
ネット での会話でも良く見かける言葉ですが、別に 元ネタ があるわけでも ネットスラング という訳ではなく、日常でも良く使われる若者言葉といった感じになります。 使われだしたのは昭和の頃で、当時人気絶頂だったプロレスなどの格闘技のテレビ中継で使われたものが広がった印象があります。 瞬殺にせよ秒殺にせよかなり 強い言葉 なので、言い出しっぺや流行らせた人 (アナウンサー) は探せば分かりそうな感じもしますが、現状未確認です。
なお速さを表す若者言葉にはこのほか、マッハ とかダッシュ、秒で などもあります。