知的な能力が低すぎるとの罵倒表現 「低能」
「低能」 とは、知能の発達が遅いか元々の能力が低いこと、低知能を指す言葉です。 ほとんど同じ意味の言葉にバカ・アホ・脳たりんがあります。 誤変換当て字 で 「低脳」 とする場合もあります。 似た言葉に 無能 や非才、対義語に 有能 がありますが、これらは知能と云うよりは役割を果たす能力に乏しい様を表すケースが多く、例えば 偏差値 が高い難関校を出たり IQ が高くても、何らかの実務者や責任者として結果が出せなければ無能扱いされます。 一方の低能の場合は、脳みそのポテンシャルというか、いわゆる 地頭 の良し悪しを指して使うケースが多いかもしれません。
関連する 概念 に 異能・異才がありますが、こちらも知能の高い低いよりは常人離れした特異な能力や才能を指して使うケースが多く、知的能力に制約がある状態の人でも、飛びぬけた能力の内容いかんによっては異能や異才として高い評価を得ることがあるでしょう。 とくに芸術分野では、一般に知的障害にくくられてしまうような人が、歴史に残るような偉業を成し遂げているケースは多々あります。
なるべく使わないようにしましょう…
一般社会においても ネット においても、無能やバカ・アホ、あるいは池沼 (知的障害者を指す ネットスラング)、ボーダーなどなど、他人の知的能力を低く見て罵倒する言葉、それも差別的な ニュアンス を含む言葉がたくさんあります。
掲示板 や ゲーム の チャット などでは、負けたり失敗した相手や仲間に対する 「何やってんだ」「しっかりしろ」 といった意味での使われ方もあり、その頻度も相当なものです。 低能はその中の一つであり、かなり強めの侮辱言葉でもあるので、使わないに越したことはないでしょう。