時系列で一直線…相対時間と絶対時間がある 「タイムライン/ TL」
「タイムライン」(Time Line) とは、情報やデータを時系列に沿って並べること、あるいは表示することを指す言葉です。 略して 「TL」 とも呼びます。
よく使われる場所は映像・動画編集の場で、複数の映像・動画などを 編集 し、再生順に並べ直すためのベースラインとして使ったり、それぞれの映像・動画の中身を時系列に沿って表示する際の目印として使います。 例えばAのシーン (カット) はタイムラインで45秒から、Bのシーンは51秒から…といった具合です。 この場合は、編集動画内の時間 (相対時間) が適応され、それぞれの時間は前に別の動画素材などが挿入されたり削除されるごとに変動することになります。
またこれとは別に、過去の事件や事故、様々な出来事を時系列に並べたもの、例えば年表といったものや、これからの予定や予測される出来事などを時間軸として並べて整理したもの、ロードマップ・マイルストーン的なものをタイムラインと呼ぶ場合もあります。
一方、ネット などの webサービスなどでは、ユーザーが 投稿 した 書き込み や記事、情報などを時系列にそって一覧表示するものを、とくにタイムライン (TL) と呼ぶ場合があります。
こうした書き込みや情報、レス や コメント、ツイート (ツイッター の場合) の表示方法には、アクション型 (何か反応があったものが上に行くもの、フロート型) やランキング型 (アクションがたくさんあったり、閲覧数が多いもの順にソートされる) などもありますが、それぞれの型式でも同一順位では書き込み順が適応されるなど、全くの無縁という訳ではありません。
なお書き込みや投稿した時の時間は、通常24時間制の絶対時間で扱われます。
ツイッターなどのソーシャル系サービスにおけるTL
タイムラインという言葉がとくによく使われるのは、2000年代になって大きく普及・発展した ソーシャル系サービス においてでしょう。 それ以前のサービスも、例えば パソコン通信 の時代の 掲示板 や チャット などでも、こうした表示方法と言葉はありましたが、リアルタイム性 を強く打ち出したツイッターなどの登場により、より一層、タイムラインの意味や意義が強まっているイメージです。
なおツイッターにおけるタイムラインは、古い投稿の上に新しい投稿が積み重なる形になっています。 また自分や他のユーザーなど、アカウント ごとのタイムラインと、ツイッター全体でのタイムライン、さらに特定のキーワードで検索した時に表示されるタイムラインの、大きく分けて3つがあります。
これらのタイムラインは原則として誰でも (ツイッターに登録していないユーザーも) 見ること (ROM すること) ができますが、設定 が非公開の 鍵付き (プロテクト) のアカウントでは、こちらが相手の フォロワー となっていないと、見ることができません。