ネットワークを利用するからにはちゃんと押さえましょう (;_;)
「機種依存文字」 とは、ある特定の機種 (パソコンやワープロ、PDA や携帯電話、ゲーム機などの通信端末) のみに表示能力を依存する特殊な文字 (コード) の事です。 「機種固有文字」 とも云います。
別の機種で表示しようとすると誤った文字が表示されたり、またそれを原因として機器が誤作動する恐れもある為、原則として使わないようにしなくてはなりません。 こうした文字には様々なものがありますが、「外字」 や 「特殊文字」「絵文字」 などと呼ばれる事もあります。
パソコンなど電子機器上で 「文字」 を扱う場合、「文字コード」 と 「文字フォント」 の2つで制御するのですが、うち 「フォント」 が文字の形、見え方だけを制御しているのに対し、「文字コード」 は文字そのものの情報を取り扱っています。
「フォント」 が合っていなくても 「言葉としての意味」 は通じますが、「文字コード」 が合っていない場合は、表示すら行なう事が出来ません。 その結果、「言葉としての意味」 は一切通じなくなりますし (いわゆる 「文字化け」 を起こして、意味不明の記号や文字列が表示されてしまいます)、最悪の場合、その機器が誤作動を起こすケースも考えられます。
機種依存文字に含まれない、どこで使っても安全な文字
なおこの 「機種依存文字」 なる言葉と 概念 が我が国で生まれ広まったのは、パソコン通信 時代であった 1988年頃、NiftY-Serve (現 @nifty) のあるフォーラム上での発言が最初であったようです。
ちょっと危なさそうな文字はパスしましょう
大勢の人が利用しているパソコン通信や インターネット の世界では、利用者が自分と同じ 環境 で参加しているとは限りません。 メール のように利用者が特定の相手に限るケースならともかく、掲示板 だとか Web サイトの文章だとか、とにかく “公共の場” で文字を使う場合は、「他人に迷惑を掛けない」「自分の意見なりをきちんと伝える」 ためにも、注意して使わないようにしましょう (メールなんかでも、極力使わない方がいいと思います…使う癖がつくと、ついつい同じ調子でヨソで使っちゃったりしますからね… (^-^;)。
なおこの 「機種依存文字を使わない」 と云うのは、ちょっとでもネットワークに関係する人なら知っているのが当たり前、大前提なマナーなので、知らずに使っていて人から指摘されて直す…なんてのはあって良いと思いますが、知っていて使い続けるなどという場合だと、悪意があると受け取られても仕方ありません。
世の中には上記記号類に含まれない 「機種依存文字」 でわざわざ検索を行い、使われている場所 (掲示板など) を見つけては寄り付く人もいますから (マナーがなってない、あるいは初心者がいる、管理もいい加減な場所…だと判断し、こりゃ荒らせるわい…とか思うんでしょう)、他の利用者の為にもきちんとした対応をしたいものです。