ちょっと優しくされただけで勘違い…「自分だけに優しい」
「自分だけに優しい」 とは、文字通り第三者が自分にだけ特別優しく接してくれる状態を表す言葉です。 パターンとしては、誰にでも八方美人的に優しくしている人が、自分だけはそれらとは一線を画した優しさで接してくれるケースと、日ごろは 無口・寡黙 で他者とは関係性を持たないけれど自分にだけは心を開いて接してくれるとか、さらには周り全てに攻撃的なのに自分に対しては優しいなどの場合もあります。
こうした 「特別な誰か」「特別な存在」 は、物語を作るうえで理由探しの興味を掻き立ててくれますし、現実世界においても、その理由を訝しく思いながらもどこか心地よかったり、逆に恐怖を感じたりと、人の心をざわつかせることができる 設定 や状況でしょう。
一方で、現実世界の場合、それが 「自分」 の思い込みに過ぎない場合もあります。 「あの人は自分にだけは優しくしてくれる」 と思っていたら、別の人にも同じように接していたなどが後々わかると、その幻滅具合も大きなものになります。 とりわけ異性からのそれは、日ごろ異性との交流や接触があまりない境遇にいると容易に自分に都合よく考えてしまいがちなので、何か言動を起こす前に本当に自分だけに優しいのかどうか、よくよく考えてみる必要がありそうです。
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（同人用語の基礎知識/ うっ！/ 2004年９月12日）
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