同人用語の基礎知識

激アツ

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これはもう勝ったも同然! 「激アツ」

 「激アツ」 あるいは 「激熱」 とは、もっぱらパチンコやパチスロ、そこから転じる形でその他のギャンブルや ゲーム日常 のあれこれで、その後の展開や運に良い兆しがあらわれた際に用いられることが多い表現のひとつです。 アツとは 熱いことで、ここ一番の大勝負でチャンス到来、期待大で興奮して身体や心が熱くなる、脳汁 がドバドバ出ているといった意味になります。

 元々はパチンコなどで大当たりする可能性が非常に高いことを示す演出 (激アツ演出/ パチンコ台盤面中央の液晶画面に表示される 動画) や、そこで用いられる視覚的な模様や柄 (激アツ柄/ 例えば SANKYO の桜柄・フルーツ柄とか)、 (金色とか虹色とか) を指します。 機種や時代によっても変わりますが、大当たりの期待度が高い予告やリーチ表示で用いられ、またそれを受けた プレイヤー の高揚した気分などにも広がって使われるようになっています。

 なお何かを強調する際に 「激」 を接頭して用いるのは 普通 の日本語であり昔から存在しますが、現在の使われ方の直接的な 元ネタ は、写真家 篠山紀信さんの 「激写」 でしょう。 雑誌 「GORO」(小学館) で歌手 山口百恵さんのグラビア (1975年) から使い始められ、雑誌を通じて発表されたその後の多くの 作品 は人気女優などを用いた エロティック でインパクトのあるもので当時は一世を風靡。 流行語にもなりました。 その後この 「激〇〇」 はカメラブームとカメラ店の安売り合戦が加熱する中、「激安」 という言葉となってテレビコマーシャルなどで連呼され、すっかりおなじみのものになりました。

対義語は 「萎え」 のほか、シャレで 「激サム」 なども

 パチンコはプレイする人が少なくありませんし、勝負事や伸るか反るかの大一番で身体や顔が火照って熱くなるなどは誰しもが経験することでもあります。 パチンコをしない人の間でも、若者から中年あたりの男性を中心によく使われるようになっています。 対義語は 萎える あたりですが、シャレで激サム (激寒) みたいな使い方もあります。 こちらは空気が読めない人によるスベったギャグなどを揶揄する使い方が多いでしょう。 あんまり関係はありませんが、似たような言葉に 胸熱 もあります。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2012年7月12日)
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