偵察に行ったきり元のジャンルに戻ってこない…
「帰ってこない」 とは、特定の ジャンル で活動していた 同人サークル や 作家 が、別のジャンルに行ったきり、元のジャンルに戻ってこなくなることです。 「転ぶ」 とか 「転向」、場合によっては 「行方不明」 などとも呼びます。
特定ジャンルを代表するような大手サークルの場合は…
特定の アニメ や マンガ、小説や ラノベ、ゲーム、あるいはそれらに登場する キャラクター などの 二次創作 で活躍していた作家やサークルが別のジャンルに行くと、そのサークルや作家の ファン は自分の好きなジャンルでその作家の作品を楽しむことができなくなります。 またそのサークルや作家がいわゆる 大手 だったりすると影響も大きいので、しばしば 同人 の 界隈 では話題になる言い回しですね。
もちろん同人なんて、誰に縛られることなくその時点その時点で自分の好きなジャンルで活動すればよいので、わざわざ 「帰ってこない」 なんて言い回しをする必要もないのですが、しばしば作家本人が、ジャンルを移ることに対して若干の後ろめたさや気恥ずかしさ、照れを感じ、「ちょっとだけ新しいジャンルを偵察してきます」「つまみ食いしてきます」 なんて言い訳がましい云い方をするので、「帰る気はなさそうだけど、一応帰るつもりではいる」「やっぱり帰って来なかった」 なんてのを揶揄した云い方にもなっています。
ちなみに一度転んだ後にもう一度転んで戻ってくることを 「出戻り」 などとも呼びます。 「帰ってこない」 の対義語としては、「お帰りなさい」 になります。 また戻ってくる戻ってこないとは無関係で、固定したジャンルを持たず活動ジャンルを移ろうサークルは、よろずサークル とか ジャンルジプシー と呼びます。