工作員どもが慌てて書き込みを始めている… 「効いてる効いてる」
効いてる効いてる (寐津菟かき子) |
「効いてる効いてる」 とは、ネット の 掲示板 などへの 書き込み に反論や否定的な レス (返信) を返してきた相手に対して、「この書き込みが図星を突いていて困っているようだ」「この書き込み内容が広められると都合が悪いようだ」 と決めつけ、反論の内容を無視して取り合わず、揶揄や冷やかしで返す独特の書き込みフレーズです。 似た使い方をするものに、「よほど都合が悪いようだな」 などもあります。
ただし本来の意味や使い方で 「効いてる効いてる」 が書き込まれるケースは比較的稀で、通常はネット上で無差別な啓蒙活動に使命感を持って取り組んでいる聖戦士を揶揄し、彼らの口調を真似て冷やかす逆の意味があります。
こうした言葉が使われるようになったのは、いわゆる 特定アジア (反日的とされる中国・韓国・北朝鮮の3ヶ国)、なかでも韓国を嫌う人たちが、掲示板などに貼り付ける コピペ の文章 (いわゆる嫌韓コピペのようなもの) を巡るやり取りからでした。
彼らが韓国や特定アジアと何の関係もない掲示板や スレッド などに嫌韓コピペを貼ったり、板違い・スレ違い (スレッド違い) なのに韓国を罵倒する 書き込み などを頻繁にするため、「スレから出ていけ」 と批判すると 「効いてる効いてる」「よほど都合が悪いようだな」 などと返していたため、こうした人達とは逆の立場の人たちが 「嫌韓厨がよく使う言い回し」 として ネタ のように使うようになり、それがあちこちに伝播するようになったとの経緯があります。
その後、2012年の、いわゆる ステマ (ステルス・マーケティング) を巡る 祭り などでも、前述した 「よほど都合が悪いようだな」 や 「単発が沸いてきたな」 とともに頻繁にこの言葉が使われ、一躍流行語のような広がり方をしました。
「板違い・スレ違いのレスをするな」 と云っているだけなのに…
こうした言い回しが生まれる土壌には、ネット掲示板などに発言内容のチェックや論調の誘導を図っている 工作員 (狭義の職業ネット工作員) が存在するとの前提で、こうした工作員を雇っている (であろう) 政治勢力や企業などが、「ネットで真実を広められるのを恐れている」 との強い認識があります。
工作員自体も、ちょっと前までは 「そんなものいない」「陰謀論 乙」 の扱いでしたが、現在ではビジネスとしてネットで情報の誘導をしている人たちがいることに、ほとんど議論の余地はなくなっているでしょう。 とはいえ、今現在進行中の掲示板やスレッドに工作員が紛れ込んでいるかを判別することはできませんし、根拠なくそれを声高に叫ぶのは、やはり陰謀論や思い付きの 妄想 や感想になってしまうのかも知れません。
まぁいずれにせよ、ネットスラング としての成句でもあるので、あまり意味があるフレーズという訳でもありません。