あいつとはやたら気が合うな… 「なかよし」
「なかよし」(仲良し) とは、仲が良いこと、人間関係が良好で親密で、いつも一緒にいるとか意見が一致するとか、和気あいあいと充実した関係であることです。 複数人の場合は仲良し グループ と呼びます。 普通 の日本語であり、一般的には極めて ポジティブ な言葉として扱われます。 とくに仲睦まじくしている様は キャッキャウフフ と呼ぶこともあります。
一方で、それまではさほど関係がなかったように見える人同士が急に接近したり行動を共にするようになったといった場合に、何らかの裏事情を 察し たり邪推を込めて使うこともあります。 「あいつら急になかよしになって、何があったんだ?」 と云う訳です。 また利害関係が一致しているとか 党派性 に囚われているなどで、自分と他人、仲間と敵といった区別をつける場合の比喩表現として使うこともあります。 「あいつらは○○となかよしだから」 みたいな使い方です。 この場合は、「一味」 とか 「一派」 みたいな意味になります。
ネット用語・おたく用語の 「なかよし」
おたく や 腐女子 に近い言葉としては、例えば 同人活動 でいつも同じ ジャンル で活動する、推し が被った (同担)、あるいは創作物の ネタ が被ったといった場合に 「なかよし」 が使われることがあります。 一方がマネしたとかパクったとかではなく、あくまで 「気が合う仲良し」 の扱いをして笑って場を収める感じです。 これは服装が被ったみたいな気まずい時にもよく使われるものでしょう。
また何人かで協力して戦う ゲーム において、攻撃対象 (タゲ) が被って一方の攻撃が無駄になったとか、同じところでミスをするといった時に、場を和ませるネタとして 「なかよし」 と呼ばれることもあります。 息が合いすぎているといった意味ですね。
ネット の 掲示板 で複数人が同じ内容の レス (書き込み) を同じタイミングで 投稿 することを指して使うこともあります。 同じような ネットスラング にはこの他、結婚(ケコーン) や 念レス、俺発見 などもあります。 なお単に同じ意見だといった場合は 同意 や 禿同、仲間 (ナカーマ)、それな などが良く使われるでしょう。