夜のお供に… 「おかず」
「おかず」(オカズ) とは、成人向け・エロ な文脈では、オナニー をする時に性的興奮を高めるために用いる ネタ (ズリネタ) となる作品、あるいは作品の中の特定の部位 (抜きポイントや 抜き絵・シコ絵)、何らかの性的な物品 (例えば異性や好きな人が身に着けていたものとか、フェチ を感じるもの) のことです。 より明確化するために 「夜のおかず」 と呼ぶこともあります。
抜き に適した作品がいくつかあったり、お気に入りの同一作品中に抜きポイントが複数ある場合で、それらを同時もしくは交互に使う時には、一番のお気に入りと次点のそれを学校給食のおかずの呼び方に倣って 「大おかず」「小おかず」 と呼んで区別することもあります。
なお 「夜のお菓子」 と呼ぶ場合は、一般的には食べると精がつくとされるお菓子のことを指し、ほぼ浜松名物 うなぎパイを指すことが多いでしょう。 一方で 「夜のおやつ」「夜の友」 といった云い方で、何らかの 媚薬 のことを指す使い方もあります。 オナニーや性行為に使う道具や アイテム は 大人のおもちゃ と呼びますが、通常これらを 「おかず」 と呼ぶことはないようです。
「一汁三菜」 とはいうものの…
日本語本来の 「おかず」(御数・御菜) とは、食事の際に主食に付け合わせて食べる料理や食品のこと、副食物・飯の菜 のことですが、そこから転じて、何かを行う時に傍らにあって付け合わせるものみたいな意味でも使われます。 和食では一般に 「一汁三菜」 などと云いますが、みそ汁やお吸い物といった一汁と数点のおかずがセットになった献立は、よくあるタイプの食事の形でしょう。
現在では日本も食の洋風化とか多様化によって、必ずしも一汁三菜的な食事が一般的だとまでは云えなくなっていますが (とくに独身一人住まいとかだと、いくつもおかずを用意するのはほぼ無理でしょう)、主食と副食が明確に分かれている料理が毎食の基本となるような食文化を持つ国は存外少なく、和食が世界に広がる中で、おかずも 「Okazu」 としてそのまま通じるようにもなっているようです。
なおカレーのルーやラーメンの具など、料理の一部として同じ器に入っているものは、同じように主食たるご飯や麺を喫食するためのものでも、おかず・副菜扱いにはなりません。 またサラダなどは付け合わせと呼んで、おかず扱いすることは少ないかもしれません。