「島買い」 とは、同じジャンルの本を片っ端から買うことです
「島買い」 とは、同人誌即売会 で 同人サークル が自分たちで作った 「同人誌」 を並べる サークルスペース/ SP の複数の組み合わせ、島 で、その 「島」 にある全ての 「サークル」 の本を見境なく片っ端から全てまとめて買うことです。
一般的に 「同人イベント」 では、同じ ジャンル、似た傾向の 「サークル」 は同じ場所か近接して 配置 されます (ジャンルコード が同じだったり、作品傾向や カップリング が近い 同人誌 を出している 「サークル」 になります)。 したがって 「島買い」 は、「同一のジャンルやカップリングのまとめ買い」 と云う意味の言葉になります。
新しいジャンルで、どこが良いのかわからない…いっそ、全部いっとく?
リミッターを切り まくったなんとも豪快な買い方ですが、個々の 「サークル」 によって微妙にテイストも違いますし、良い本を出しているところもあれば、手抜きのショボい本しか出してないところもあります。 中身を見ずにまとめ買いするのはなぜなんでしょう。
これは、例えば新しい 「ジャンル」 に ハマ って 「同人誌」 が欲しいけど、どのサークルの本が良いのか、どの 「同人誌」 が自分にあっているのかわからない時に、1サークルずつ、あるいは1冊ずつ中身を吟味して購入の可否を判断していては、時間がなくて回りたいサークル全てを回りきれなくなる恐れがある時に、「とりあえず端から端まで全部買っちゃえ」「買ってから、家で中身を吟味すればいい」 という、かなり切羽つまった買い方だったりもするんですね。
もちろんある程度の経済力がなければできませんが、委託同人ショップ などで中古同人誌の買取いを行っている場合も多く、「欲しい本を買い逃すよりは、多少無駄があっても全部買った方が間違いがなく早い」「どうしても受け付けない本は買取に出せばよい」 という意識もあるようです。
マイナージャンルなら、島買いも挨拶のうち?
また極端な マイナージャンル で、そのジャンルの 「サークル」 の数が少な過ぎる場合には、「同じ志、好みを持つ仲間」 を応援するような感じで、全てのサークルの本を買うようなケースもありますね。 ジャンルによっては活動しているサークルの全てがひとつの島、あるいは島の一部に収まる場合がありますから、挨拶がてら全てのサークルを回って集めるといった感じでしょうか。
中には長期にわたり計画的に特定ジャンルの本の全てを系統立てて購入し、大切に保存している人もいて、その情熱には同じ同人 ファン として、頭が下がる思いです。 もっともそういう人が集めていたジャンルが、アニメ化したり映画化して大ヒットとなり、サークル数や同人誌数が急激に増えると、嬉しい反面、結構辛かったりもするようですがw