誰かあたしのボケに突っ込んでくれないかな… 「ツッコミ待ち」
「ツッコミ待ち」 とは、お笑い・漫才の世界でいう ボケ を行い、相方 やその他の誰かが ツッコミ を入れてくれるのを待っている状態を指す言葉です。 「ツッコミ待機」 と呼ぶこともあります。
とはいえ一般的に漫才などではボケとツッコミをリズミカルに交互に行いますから、わざわざ 「待ち」 などが生じることはないでしょう。 したがって、ことさらに 「ツッコミ待ち」 などと表現する場合は、ボケが一所懸命ボケたのにツッコミがそれをあえて 無視・スルー して、ツッコミ待ちしているボケの 痛々しさ を笑うような ネタ となります。
なお創作関係や会議とか何らかの話し合いの場で、制作や議論の叩き台となるラフやベースを作って広く 「反応待ち」 の意味で使うこともあります。 この場合は 「意見をください」「感想をください」 という意味になります。
日常生活でもよく使われる? ツッコミ待ち
お笑いや漫才由来の言葉が若者言葉として広がったり定着することはよくあります。 中でもボケやツッコミはお笑い・漫才の基礎的な言葉や 概念 ですし、それはコミュニケーションの形でもあるので、日常生活においてもそのままの意味やアレンジされた言葉として使われたりします。
ツッコミ待ちの場合は、さして面白くもないボケっぽい何かをしゃべった人が、周囲の反応を wktk で待っているような滑稽な姿が思い浮かびますし、自分がしたボケが気づかれず (気づいているけどつまらないので無視されてるだけの場合も)、そのまま流されてしまうのもあれなので自己申告で 「ツッコミ待ちで〜す」 みたいに使うこともあります。
いずれにせよボケとツッコミがテンポ良く進行した場合に待ちは発生しないので、誰かのボケにしろ自分のボケにしろ、いたたまれない感じになるのは切ないです。 待ちきれずに 自虐的 な セルフツッコミ に走る場合もあるかもしれません。 これも切ないです…。
その他性行為の暗喩・隠語として
ツッコミという言葉に挿入が含まれることもあり、凌辱 (強姦・レイプ) のことをこう呼ぶこともあります。 似た言葉で 「無理ツッコミ」 とか 「無理打ち」 という言い回しもあります。