これなら勝てる! 圧倒的有利! 「アド」
「アドバンテージ」(Advantage) とは、英語で有利であること、優位にあること、優勢・好都合・効果的といった意味で広く使われる言葉です。 一般の用語として使われる他、スポーツで一方に得点が入ってリードしたり流れが良い方向へ向かう、プラスに働く、勝利 により近いといった意味で使われることもあります。
おたく の世界では、もっぱらカードゲーム (TCG) での対戦において、一方の プレイヤー や手札が相手と比べてどれだけ有利であるかを指す言葉として用いられます。 どのような状態が有利とか優位と判定されるかは ゲーム やそのシステム・ルールによって変わりますが、例えば手札が多くあって打てる手が多いとか、それぞれの持つデッキの相性が一方に都合が良いとか、相手より早く動けるなどが代表的です。 略した 「アド」「アドがある」 といった使い方が多いでしょう。 「アドが大きい」「小さい」 とか 「爆アド」、あるいは 「1アド」「2アド」 みたいな使い方もあります。
また対戦で使うカードの 絵 や イラスト が美しい、キャラ が可愛いといった場合には、カードそのもののゲームにおける強さとか価値 (レアリティ) とは無関係に 絵アド と呼んで評価することもあります。 「このカード弱いけど絵アドがある」 みたいな使い方ですね。 図案はいわゆるフレーバー要素などと同じく対戦結果に何ら寄与しませんが、プレイヤーのモチベーションを高める効果はあるかもしれません。
なお逆に相手にアドを取られた、不利な状況になった、損をしたといった場合は、対概念として 「ディスアド」(アドが ディス (非・不) った) とか 「アド損」(損をした) みたいに呼ぶことがあります。
カードゲームが人気となる中で、様々な言葉が一般化
TCG は 電源不要ゲーム の中でも昔から人気のある ジャンル ですが、時代ごとに人気タイトルが登場し、周期的にブームを起こしています。 なかでも2010年代後半あたりからのブームは特定のゲームタイトルが人気を牽引しつつも、TCG 全体がある種のバブルにも近いほどの大ブームを迎え、新規タイトルや専門ショップも次々に登場。 それに伴い様々な TCG 用語が一般用語としても使われるようになります。
中でも何かと 日常 の生活で使い勝手の良いアドバンテージは多用され、略した 「アド」 などは TCG やゲーム用語の範疇を超え、ある種の若者言葉ともなっています。
ちなみにどうでもいい話ですが、筆者 は水森亜土さん (あどちゃん) と彼女の描くかわいらしいイラストが本当に大好きです。 「ひみつのアッコちゃん」 の アニソン 「すきすきソング」 も大好きです。 あと歌い手の Ado さんも大好きです。 チケット取れなくて悲しいです。
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