フォースの暗黒面に気をつけるのじゃ…ダースベーダーは黒い 「暗黒面」
「暗黒面」 とは、アメリカのSF映画 「スターウォーズ」(Star Wars/ 1977年〜) シリーズに登場する、一部の人間が敏感に感じ取れ操ることができる架空の超常的な力、「フォース」(Force) の善悪2つの側面のうち、悪い方を指す言葉です。 「ダークサイド」 とも呼びます。 反対は 「光明面」(ライトサイド) と呼びます。
作品中では怒りや憎しみ、恨み、欲望などによって平常心を失いフォースの暗黒面に引きずり込まれると、その超常的な力を善や人のために使うことができず、悪や自己のためにのみ使うようになってしまいます。 要するに暗黒面の帳が下りる、悪の道に堕ちるわけですね。
転じて、アニメ や マンガ、ゲーム などの キャラクター が邪悪なモードに切り替わったり、それまでは隠れていた邪悪・醜悪な本性や裏の顔が露わになるタイミングを指して 「暗黒面に堕ちた」「暗黒な面が出た」 などと呼ぶ場合があります。 似た使われ方をする言葉としては、黒化 とか 「暗黒化」「黒姫化」(女性キャラの場合)、「邪悪化」「闇落ち」 などがあります。
「スターウォーズ」 自体が日本でも極めて人気と知名度の高い作品ですし、その作中で度々触れられる 「暗黒面」 はSF用語や オタク用語 というより、子供や若者の慣用句としても広まっていて、「魔がさした」「怒りでつい キレ てしまった」 なんて日常生活を、「暗黒面に堕ちた」 などと表現するのはポピュラーな言い回しの一つともなっています。
ヤンデレ属性のあるキャラの場合…
ヤンデレ (精神的に病んでデレデレと惚れている状態) な傾向を持つキャラが、ノーマル (正常) な時から異常な状態に切り替わるタイミングを指して使ったり、L5発症 (オヤシロモード) などと同じ意味で使う場合もあります。
なお、そうした状態から正しい状態、元の状態に戻る、正気に返るなどという場合には、キレイな○○ とか 白化 などと呼ぶ場合もあります。