「L5発症」 とは、雛見沢症候群に感染し発症した末期状態のことです
「L5発症」 とは、錯乱し怒りに我を忘れて超攻撃的になっている状態、疑心暗鬼に陥り見境がなくなった暴力的で残忍、無慈悲、猟奇的な衝動や、病的な自傷行為、またはそうなっている人を指す言葉です。
似た意味と使われ方をする若者言葉としては 「ブチギレ」 や 「発狂」、それ以前の似た言葉としては 「暴走モード」(新世紀エヴァンゲリオンのそれに由来)、ヤンデレ としての 黒化・黒姫化 などがあります (初期の ニュアンス はかなり違うんですが、ネット や おたく の 界隈 で流行り言葉として使われるようになり、意味が 拡散 しています)。 また同じ 「ひぐらし」 の言葉で、「オヤシロモード」 などとも呼ばれます。
なお 「L5」 の直接的な言葉の意味は、「レベル5」(Level 5) になります。 元ネタ での最高 レベル が 「5」 なので、最高レベルに達して 「発症」(潜伏ではない) したことになります。
元ネタは 「ひぐらし」 から…(以下、一部ネタバレありますのでご注意)
元ネタとしては、2002年8月9日〜11日に開催された 「コミケット62」 で第一作が 頒布 された 同人サークル 「07th Expansion」 製作の推理ホラー 「同人ゲーム」「ひぐらしのなく頃に」(ひぐらし) に登場する架空の伝染病 「雛見沢症候群」 の感染・発症レベル (基本は1〜5の五段階、L1- から、L5+ と、プラマイの触れ幅がある) の最高レベル、「5」 に由来します。
2002年の夏コミで登場した 「ひぐらしのなく頃に 〜鬼隠し編〜」 は、その後続編が次々と作られ、人気が爆発。 これを原作とする マンガ や アニメ、小説や ラノベ、映画までが作られる大ヒットとなりましたが、そのストーリーの根幹部分をなす重要な 設定 のひとつが、雛見沢症候群の存在でした。
なおこの 「ひぐらしのなく頃に」 は、「謎解き」 を楽しむ作品ですので (ゲームをクリアするというより、ゲームが終わった後にあれこれ想像することが楽しい)、あまり詳しい解説はしない方が良いでしょう。 面白い作品、しかも 「おたく」 や 同人 の界隈で一時代を代表するようなとても大きな作品ですので、ぜひ自分で確かめてみてください。