ちょっと頭悪いけど、そこがかわいい… 「僕犬だから!○○わかんないから!」
「僕犬だから!○○わかんないから!」 とは、掲示板 2ちゃんねる で犬にありがちな行動パターンから想像した反応を、会話形式のセリフとしてまとめた文章、およびその文章中に登場するフレーズのことです。 この 書き込み が 「信号青だから信号渡れるね コピペ」 として広がると人気も高まり、併せてこの改変版や言い回しのアレンジ版などが作られることになりました。
犬と云えば飼い主に従順といった印象がありますし、ペット人気を二分する猫との対比の中で、裏表のないバカ正直なくらいの素直さ、元気いっぱいに走り回るイメージ、感情表現も豊かといった部分がクローズアップされる存在でもあります。
このコピペでは、そうした犬の愚直な愛らしさがよく描かれており、また 「そうかぁ!僕犬だから!犬だから○○わかんないから!」 といった アホの子 っぽい毒気のない明るさ、汎用性の高い言い回しの妙もあり、シチュエーション や対象を犬以外のものに改変する容易さ・使い勝手の良さも、広まった理由のひとつでしょう。
「僕犬だから!○○わかんないから!」 信号バージョン
犬 「渡るの!?これ、渡るの!?ねぇ!信号!信号渡る!?」
飼い主「あぁ、渡るよ」
犬 「本当!?大丈夫なの!?赤じゃない!?」
飼い主「あぁ、青だから大丈夫だよ」
犬 「そうかぁ!僕犬だから!犬だから色わかんないから!」
飼い主「そうだね。わからないね」
犬 「うん!でも青なんだ!そうなんだぁ!じゃぁわたっていいんだよね!」
飼い主「そうだよ。わたっていいんだよ」
犬 「よかったぁ!じゃぁ渡ろうね!信号渡ろう!」
飼い主「うん、渡ろうね」
犬 「あぁ!信号青だから信号渡れるね!ね、ご主人様!」
飼い主「うん。前見てていいよ」
犬 「あぁーご主人様と僕は今信号をわたっているよー!気をつけようねぇー!」
「僕犬だから!○○わかんないから!」 お散歩と仕事バージョン
犬 「何処いくの!?散歩!?ねぇ!散歩!散歩いくの!?」
飼い主「仕事だよ」
犬 「本当!?散歩じゃないの!?リード持たない!?」
飼い主「あぁ、仕事だからリード要らないよ」
犬 「そうかぁ!僕犬だから!犬だから仕事わかんないから!」
飼い主「そうだね。わからないね」
犬 「うん!でも仕事なんだ!そうなんだぁ!じゃぁ着いてっていいんだよね!」
飼い主「違うよ。お留守番だよ」
犬 「そうかぁ!じゃぁお留守番だね!守ってよう!」
飼い主「うん、守ってようね」
犬 「あぁ!お仕事だからお留守番だね!ね、ご主人様!」
飼い主「うん。いい子で待ってていいよ」
犬 「あぁーご主人様と僕は今家を出てているよー!お散歩だよねぇー!」
飼い主「お留守番しててよ」
「僕犬だから!○○わかんないから!」 ボール遊びバージョン
犬 「投げるの!?それ、投げるの!?ねぇ!ボール!ボール投げる!?」
飼い主「あぁ、投げるよ」
犬 「本当!?ボール投げるの!?嘘じゃない!?」
飼い主「あぁ、ボール投げるから大丈夫だよ」
犬 「そうかぁ!僕犬だから!犬だから投げたふりとかわかんないから!」
飼い主「そうだね。わからないね」
犬 「うん!でもボール投げるんだ!そうなんだぁ!じゃぁ取って来ていいんだよね!」
飼い主「そうだよ。取っていいんだよ」
犬 「よかったぁ!じゃぁ投げようね!ボール投げよう!」
飼い主「うん、投げようね」
犬 「あぁ!ボール投げるからボール取れるね!ね、ご主人様!」
飼い主「うん。ボール見てていいよ」
犬 「あぁーご主人様がボールを今投げているよー!」
犬 「ボールないよ!ボール!」
飼い主「投げたふりだよ」
「僕犬だから!○○わかんないから!」 天国で再開バージョン
犬 「天国!?ここ、天国なの!?ねぇ!天国!本当に!?」
飼い主「あぁ、久しぶり」
犬 「本当!?本当にご主人様なの!?嘘じゃない!?」
飼い主「あぁ、本当だから大丈夫だよ」
犬 「そうかぁ!僕犬だから!犬だからあの世とかわかんないから!」
飼い主「そうだね。わからないね」
犬 「うん!でも天国なんだ!そうなんだぁ!じゃぁもう待たなくていいんだよね!」
飼い主「そうだよ。待たなくていいんだよ」
犬 「よかったぁ!じゃぁ歩こうね!一緒に歩こう!」
飼い主「うん、歩こう」
犬 「あぁ!これからずっと一緒にいられるね!ね、ご主人様!」
飼い主「うん。ずっと一緒だよ」
犬 「あぁーご主人様と僕はずっと一緒だよー!幸せだねぇー!」
舌 を出しながらハッハッと息をしつつ飼い主の足元でせわしなく飛び回るわんこの姿と、それを優しくたしなめる飼い主の姿が目に浮かぶような文章となっています。 このコピペシリーズは犬と飼い主のものだけでも様々なバリエーションがありますが、場所によっては犬の代わりに好きな アニメ の キャラ や 推し などに置き換えたり、犬と飼い主を 受け・攻め の カップリング にした ネタ となったりと、笑えるものがかなりあります。