だって好きなキャラの壁紙ちゃんと見たいじゃん…「アイコン直列」
「アイコン直列」(ちょくれつ) とは、主にスマホ (スマートフォン) などの携帯デバイスのホーム画面に表示されるアプリや機能・設定 などの アイコン を、横一列だけとなるよう少しだけ表示することです。
アイコン直列でスマホの壁紙しっかり |
なぜこのような並べ方をするのかと云えば、スマホを見た時に 壁紙 (ウォルペーパー) がある程度きちんと見えるようにしたいからです。
スマホの機種や 環境 にもよりますが、通常は最大4つ程度だけとなり、右画像のように画面の上部もしくは下部の一段分に数個のアイコンだけが並んでいる状態となります。 またホーム画面が複数ある場合、その全てのページでこの状態で並べるケースもありますが、最初の1ページ目だけをこの並び方とし、次ページ以降は多数のアイコンをずらりと並べるケースもあります。
なお直列という呼び方をするのは、文字通りアイコンが一列に並ぶ様もさることながら、天文学というかオカルトの世界でポピュラーな 「惑星直列」 という言葉が面白みをもって 元ネタ として使われているのが、その理由となっています。 他には、「一文字並び」 とか 「一の字並び」 と呼ぶ場合もあります。
アイコンで画面が埋め尽くされて 「壁紙」 が見ない問題
一般的なスマホの使い方では、ホーム画面には大量のアイコンを並べ、それが画面を埋め尽くすように配置する場合が多いようです。 当然ながら手間を減らすためには最初の1画面に必要なもの全て、あるいは使用頻度の高いものをまとめた方が便利だからでしょう。
これはこれで本来的なスマホのホーム画面の使い方というか、必要なアプリがすぐに立ち上げられ合理的な使い方なのでしょうが、一方でこのやり方にした場合、お気に入りの壁紙をホーム画面に設定していても大量のアイコンがその上に並び邪魔をして見えなくなってしまうでしょう。
スマホの機種やOS、使用するホーム画面管理アプリなどによっては、アイコンの並べ方やウィジット・ランチャー類などを使ったカスタマイズが裏ワザを使わずともかなり自由にできるものもあります。 しかし取りあえずアイコンの数を減らすのが手っ取り早いということもあり、気に入った壁紙を設定している利用者によっては、こうしたアイコンの並べ方をしているケースは少なくないようです (とくに子供の写真などを壁紙に設定している人にわりと多い印象です)。
パソコンのデスクトップはアイコンが少ないのに、スマホのホーム画面はアイコンだらけ
それにしてもパソコンのデスクトップ画面が大量のアイコンで埋め尽くされている状態は、「整理ができない人」「初心者・素人っぽい」 などと嘲笑の対象になったりもしますが、スマホの画面は当たり前のようにアイコンで埋め尽くす人が多いのは、上記のように利便性が高まる点を考えても、少々不思議です。
ほとんどのスマホが購入時点ですでにアイコンだらけになっていることもあり、それほど違和感も覚えづらいのかも知れませんし、特殊なアプリを使って画面をカスタマイズするのも、ちょっと おたく っぽくて避けたい感じがするのでしょうか。 また広いパソコン用モニターと違い、スマホの画面は小さい上にアプリを立ち上げたらホーム画面のアイコンは見えなくなりますから、複数窓を開けて使うケースが多いパソコンとではデスクトップやホーム画面とアイコンの使い方が違うというのもあるのでしょう。
しかし、せっかく好きな アニメ の キャラ、あるいは気の利いたオシャレな イラスト を壁紙に設定しても、それがアイコンでまるまる隠れてしまっては台無しでしょう。 まぁスマホ以前の携帯電話 (いわゆるガラケー) の頃から、壁紙 (待ち受け 画像) は最初に見る待ち受け画面やロック画面でさえ見えれば良い、ホーム画面はどうでもいい、というのがほとんどの人の認識なのかも知れませんが。 またガラケーの時代と違いスマホの場合、メジャーな機種であればアニメキャラが描かれたようなカバーが手に入りやすいということも影響しているのかも知れません。
ガラケー、PHS、スマホ、タブレット…デバイスごとの使い方
筆者 はガラケー時代から機能アイコンの類はホーム画面にほとんど表示させない使い方をしていましたし、併用していた PHS でも、同じ使い方をしていました。 スマホも使うようになってすぐ (iPhone3GS からですが)、このアイコン直列状態にしてしまっています。
まぁ普通のスマホユーザーと違って筆者の場合は使うアプリも限られているし、ゲーム などは タブレット でやっているので、単にスマホにアイコンをたくさん並べる必要がないだけではあるのですが、ホーム画面のカスタマイズが容易なアンドロイド端末などでもアイコンで埋め尽くされた端末を使っている人が大半なのは、ちょっと不思議な感じがします。 パソコンの画面をアイコンで埋め尽くしてる人など筆者の周りにはいないんですが、デバイスが違うと感じ方も違うってことなんでしょうか…。
ただ筆者の場合、もろにアニメキャラの壁紙だったりするので (御坂美琴かわいすぎるだろ…)、同じおたく 趣味 な友人らはいいとして、そうでない人にホーム画面を見られるのはちょっと避ける様にはなったかも知れません。
なお画面サイズがスマホと比べて格段に大きいタブレット類でも、同じようなアイコンの並べ方をするケースがあります。 せっかく別デバイスを持ち歩くのなら、それぞれの機種に相応しい使い方と、それに伴うアイコンの配置があるとは思うのですが、逆に同じ環境で使いたいので同じ壁紙を使い同じアイコンの配列にする、といった使い方で統一感や使い勝手の均一化を図るケースも人によっては追求したくなるもののようです。