ルールを守らない厨房…電波は… 「隔離」
「隔離」 とは、問題のある人、グループ を、自分たちの居場所から追い出し別の場所に閉じ込めることです。 ネット の世界の場合、巣に帰れ! で追い出しただけで済めば良いのですが、すぐに戻ってくる人もいますので、そういう場合にはその人のためにわざわざ新しい場所を用意します。 通常はこの 「隔離所」(隔離のための板や スレッド) とセットになって使われる言葉となります。
ネットの 掲示板 などの世界では、板違い、スレ違いの話題をやめない 電波、厨房 などがやってきたり、荒らし や過度の 馴れ合い などが現れると、せっかくの掲示板やスレッドが機能しなくなり、情報交換やまともな議論などができなくなってしまいます。 そういう場合に、スレッドや板で住人同士の阿吽の呼吸、もしくは別のスレッドなどで作戦を練るなどして、問題のある住人をうまく誘導して別の場所におびき出し、そこに留まらせて隔離します。
ごく一部、場合によってはたった1人のためのアンチスレッドも作られる
例えばある アニメ の話題でその作品のファンが集うスレッドがあったとします。 そこに アンチ が乱入してきてアニメ関係者などの誹謗中傷、叩き や 煽り を繰り返すなどした場合には、その人専用とも云える 「アンチスレッド」 を別に作って、その手の話題はそこでするよう促します。
それでも居座ってしまってダメな場合、そのアンチの人、個人をバッシングするようなスレッドをあえて立てて煽りまくり、そのアンチが自己弁護のためにそこに張り付かざるを得ないような状況に追いやったりします。
特定作品のアンチスレッドがいくつも立っている場合、「この作品にはこんなにも批判的な人が多いのか」 と、初心者などはびっくりするケースがありますが、実際はそれぞれのスレッドがこうした原因による 「たった1人の電波のため」 のアンチスレッドだったりもしますから、全体をよく見てみる必要があります。
ネットに限らずマスコミ報道でも何でもそうですが、第一印象だけで決めつけたり、1つ2つの情報だけで全部を判断せず、全体を広く見てみることは、情報メディアを賢く使うための メディアリテラシー の観点からもとても重要です。
「まともな住人」 が避難して、それまでのスレッドが 「隔離所」 になることも
それでもアンチや電波が頑として居座り続けて隔離ができない場合、本スレッドを完全に乗っ取られたり荒らされまくるなどという場合には、仕方なくアンチ以外の人たちが別の場所に行く、すなわち 避難 することになります。 その場合には避難先が新しい本スレッドとなり、旧スレッドが実質的な 「隔離スレ」 となります (悲しいことに、こうしたスレッドはかなりの数があります…)。