自分の書き込みを印刷して病院へ行きましょう… 「プリントアウト案件」
「プリントアウト案件」 とは、「ネット に 書き込ん だ自分の文章を紙に 印刷 し、それを持って病院へ行け」「医者に診てもらって治療を受けろ」 との意味の言葉です。 病院といっても様々な病院がありますが、この場合は一般に精神病院を指します。 つまり 「お前の文章は異常だ」「お前は精神病者だ」 という強い侮蔑として使われる ネットスラング となります。
もっぱら極端な 妄想、とりわけ被害妄想に囚われた攻撃的な文章や記事だったり、犯罪行為に結び付きかねない異常で危険な発想に満ちた 投稿 がそう呼ばれますが、その文章なり記事なりを書いた人に反感を覚える人が、単に 人格攻撃 としてこのフレーズを使うこともあります。
なお似たような意味で使われる言葉には、「電波」 や 「メンヘラ」「基地外」「お薬出しておきますね」「いつもより強めのお薬出しておきますね」 などもあります。
侮蔑表現ではなく、相手を心配して使われることも
一方、親身な気持ちで病院の心療内科や精神科に行って受診しろ、カウンセリングを受けろという意味で使われることもあります。 例えば極度の不眠症だったり強い不安感や動悸が度々起こる、鬱病やそれに近い症状がでて心神耗弱の状態になっていると思われる人が、その症状などを過不足なく記載した文章を書き込んだのなら、それをそのまま印刷して病院へ行くのがある意味でもっとも手っ取り早い対応でしょう。 適切な治療を受けてくださいとの親身な気分から、このフレーズが使われることもあります。
とはいえ、「プリントアウト案件」 といった言い回しに侮蔑の意図はなくとも、元々の意味が意味ですから幾分かの揶揄は感じられますし、本当に心配しているのなら、わざわざこのフレーズは使わないだろうとの考え方もあります。 前後の文脈を見て判断すべきものでしょう。
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