独特な賞賛表現の一種です
「才能に嫉妬」 とは、優れた作品やアイデア、センスやシャレのきいた コメント や意見、掲示板 での レス などに対し、「小憎らしいが認めざるを得ない」 といった感じの賞賛表現のひとつです。 使い方は 「○○の才能に嫉妬」 として使ったり、単独で 「才能に嫉妬」 と挿しいれたりします。
また 「才能」 の部分を入れ替えた 「○○に嫉妬」 というフレーズもよくあり、例えば 「人気に嫉妬」(掲示板などでたくさんのレスを貰っている 書き込み 手に対して)、「勇気に嫉妬」 などがあります。 さらに嫉妬を シット = Shit (畜生) とし、「才能に Shit!」、それのローマ字書きで 「才能にSitt!」 などとする場合もあります。
素直にストレートな褒め方をせず、ちょっと斜に構えた褒め方が粋な感じ? です
賞賛表現にはいろいろなものがあります。 「素晴らしい」「最高!」「ブラボー」 などが一般的ですが、インターネット 界隈 や おたく の界隈では、素直に誉めそやすのではなく、ちょっと捻ったり、斜に構えた表現が人気があるようです。 アニメ や特撮番組で、ライバルが相手を認めた時の憎まれ口…みたいな感じでしょうか。
こうした ニュアンス を持つ用語、掲示板などでのレスの様式、あるいは一種の慣用句として広まっているフレーズには色々なものがありますが、「才能に嫉妬」 もその1つで、普通に 褒めるよりも対象への強い賞賛の気持ちが、より現れていますね。
様々な派生語が登場
なお類似の表現で有名どころのフレーズとしては、才能の無駄遣い、「才能の不法投棄」、振り込めない詐欺、「卑劣なまでの才能」「凶暴なくらいかわいい」 などもありますが、通常は賞賛に使わない 「無駄」 とか 「詐欺」「卑劣」 なんかをあえて使っているので、よりいっそう賞賛の意味が強まる感じです (こういうのが苦手な人もいます