甘い対応を期待したら… 「塩対応」
「塩対応」 とは、甘くない対応、しょっぱい対応のこと、そっけなくて愛想のない、冷たい対応を指して使われる若者言葉のひとつです。 単に 「塩」 と呼ぶこともあります。 使い方の文脈によっては、ケチ、不誠実、乱暴といった意味になることもあります。 また塩対応のあれこれを料理や日常生活のそれに喩えて 「塩加減」 とか 「塩を捲く」 と呼ぶこともあります。
もっぱらアイドル関係において、ファン への対応の良しあしを語る文脈で使われ、アイドルの握手会などでの表情や、ファンに対する扱い方でそうした傾向がある場合に使われます。 言葉が広がる中でアイドル以外の ジャンル でも使われ、例えば友人に何か頼み事をしたのに即断られたとか、お店の店員さんが紋切型でマニュアル・テンプレ 通りの対応しかしてくれなかった場合とか、ネトゲ で何か トラブル が起こった際のお詫び (例えばお詫びとしての アイテム の配布など) がないか、少なすぎる場合にも使われたりします。
なお対義語は 「神対応」「神」 あるいは 「デレ」 などとなります。
塩対応と批判している方こそ、増長して過剰対応を求めているだけの場合も
一般的には冷たい対応への批判・罵倒の言葉ですが、相手は普通の対応をしているのに、ファンの側が 「自分は特別扱いされて当然だ」「こちらは客だ」 との増長から生じる難癖・過剰要求に基づく自分勝手な失望だというケースは多いものです。 なので ネット などでやたらと塩対応だと 叩かれて いても、それが本当にアイドル側に問題があるしょっぱい対応かどうかはケースバイケースです。 単に アンチ や 反転 が 人格攻撃 を行っているだけのこともあります。