同人用語の基礎知識

反転アンチ

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敵に回すと厄介すぎる最凶ファイター 「反転アンチ」

 「反転アンチ」 とは、可愛さ余って憎さ百倍、それまで熱烈・ガチファン信者 だった人が反転し、強烈な アンチ になってしまう状態を指す ネットスラング です。 単に 「反転」 と呼ぶこともあります。

 「好きの反対は嫌いではなく無関心」 とか 「知らぬ仏より知る鬼」 とはよく聞く話ですが、実際問題それはその通りで、推す 対象がアイドルにせよ アニメゲームキャラクター にせよ、ファンもアンチもそれらに対して強い関心や熱意を持つ人だという点に違いはありません。 ただ方向性が逆なだけなので、容易に熱狂的なファンから気が狂ったようなアンチへの転換は生じます。

 そもそも熱心なファンはそれだけ対象に対する 「期待値」 が高いので、長年の小さな不満の積み重ねや、とりわけファン側から見て 「裏切り」 だと感じられるような言動があると、突如豹変するのですね。 そこには対象に対する愛憎の他、「これまで必死に応援してきた自分の気持ち」 に対する強い怒りまでもが存在します。

ただのアンチとは攻撃力が桁違い、対象を知り尽くした 「反転アンチ」

 芸能関係や コンテンツ の世界、あるいは おたく腐女子 の世界に限らず、スポーツの世界でも思想や政治、宗教の世界でも、こうしたファンからアンチへの反転は起こり得ます。 元々熱心なファンだっただけに、一般のアンチとは熱量 (ファンカロリー) が違い、そこらのファンよりよほど深く対象を知り尽くし、それまで応援のために注ぎ込んできた情熱をそのまま、あるいは凌駕してアンチ活動に注ぎ込みます。 その攻撃力は破壊的です。

 「アンチの方が詳しい」 という状況はしばしば目にするものですが、元ファンだけにファンが集う場所や、ファンが口には出さないけれど不満に感じたり違和感を覚えているようなポイントを熟知し、そこを的確に突くアンチ活動を展開するので、対象に対する ネガティブ な影響は甚大となります。

 また ネット掲示板SNS などで ネガキャンディスり といった罵詈雑言を浴びせるだけでなく、アイドルの握手会などに参加して自分の番となったら握手を拒否するなど、リアルな嫌がらせ行動にもさほど躊躇がありません (通い慣れた ですし、自分が反転したという意思表示をしたいという元ファンも少なくありません)。

 どれほど非の打ちどころのないアイドルやコンテンツでも、人気と注目が高まればアンチは必ず生まれますし、単に病的なファンによる逆切れ反転だってあります。 しかし大量のファン離れや反転アンチが生まれるようなケースでは、芸能事務所やコンテンツ制作側の不手際や不祥事が原因の場合だってあります。

 もちろん理由はどうあれ嫌がらせ行為の正当化などはできませんし、他のファンにとっても迷惑千万な話ですが、ことは人の心の問題なので、解決策は乏しいのが現状でしょう。 いったん 炎上 などが起こると、解決できるのは結局時間だけ、みたいな現実もあります。 いずれにせよ、最悪の事態とならないようそれぞれが適切な距離を持って、それぞれの立場で誠実に行動するしかないのでしょう。

 またこうした感情の反転は一部の人だけでなく、誰の心にも多かれ少なかれ宿っているものですから、他人事と思わず、あまりにも他人や他人の作った作品に自分の全てを打ち込んだり仮託しすぎるのは避けた方が良いと思います。 楽しいし充実するし、何かに一途に打ち込む行為は正負どちらの方向にせよ、魅力的過ぎるのが困った問題ですね。

対概念の 「反転ファン」 もいるけれど…

 ちなみにアンチが反転してファンになるというケースも、もちろんあります。 しかしこの場合は、「何となく気に入らない」「好きな対象のライバルだから」 といった食わず嫌い的な些細な理由によるアンチからの転向であり、あまり攻撃力 (というか防御力) は強くないようです。 ただしそこから ファン歴 を重ねて熱狂的なファンに成長することもあります。 その場合は 「反転」 というより、単に 「ファンになるきっかけ」 みたいな扱いになりますね。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2016年10月22日)
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