「リア」 とは、要するに中学生のことです
「リア」 とは、「リア厨」 のこと、「リア厨」 とは 「リアル厨房」 のことで、要するにリアルな中学生、リアル中坊、すなわち 12歳から15歳までの、義務教育真っ最中、本物の中学校の生徒さんのことです。 高校生の場合は 「リア工」(リアル工房)、小学生なら 「リア消」(リアル消防) となりますが、「リア」 と書く場合は、おおむね中学生を指すようです。 小学生まで含めて 「KIDS」 と呼ぶこともあります。
ネット の世界では、中学生のようなききわけのない未熟で 生意気 な人間を 厨房 (ちゅうぼう/ 中坊の 誤変換当て字) と呼び、そうした傾向を持つ人を 中二病 とか 邪気眼 などとも場合によっては呼びますが、ネットの普及、大手の 掲示板 の携帯電話対応などが広まった頃から子供である中学生が利用するケースが増え (とりわけ夏休みや冬休み、春休みに増えることから、それぞれ夏厨、冬厨、春厨などとも呼びます)、「中学生みたいなやつ」 と、「本物の中学生」 を分ける必要があり、使われるようになりました。
また世代的に 「ゆとり教育」 を受けた世代でもあるので、ゆとり などと呼ぶ場合もあります。
なお リア充 という言葉もありますが、こちらは 「リアル十代」 の誤変換による略語ではなく、「リアルが充実している」 すなわち現実世界の生活が充実して幸せである、恋人がいるなどの意味となります。 「非リア」 と書いた場合は、「リア充ではない」 という意味で使われる場合が大半で、「リアル中学生ではない」 という意味ではほとんど使われていません。 とは云え例外もありますし、前後の文脈で判断するしかないようです。
まさかと思ってたらやっぱり 「リア」…
ネットの掲示板や 同人 の世界などでも、通販 やメール (厨メール などと呼びますが) では、相手の顔も見えませんし、本物の中学生なのか中学生っぽい未熟な大人なのか、判断できない場合があります。
見分けるのはかなり難しいのですが、礼儀や マナー、言葉遣いといった社会常識の有無ではなく (こういうのは大人でもダメな人が多い)、金銭感覚とか (大人と子供でもっとも格差があるのがこれでしょう)、言い争いになった場合に相手が食い下がってくるポイント (大人にならなければわからない部分は、あえて隙を作ってカマをかけても気付かずにスルーしがち) などが、判別の材料になりましょうか。
また大学受験や大学生の 日常 の生活の様子、当たり前に使う言葉の違い (授業と講義、プリントとレジュメとか)、学校のシステム (学部とかゼミなど…) とか、就職活動のプロセスの細かい ディテール なども、実体験がない中学生などが想像で考えると大きな勘違いをしがちなポイントのひとつとなります。 就労経験がないなら企業の部署ごとの業務の違いとか税金関係の知識もほとんどないでしょう。 ほとんどの大人はこれらの実体験が当然あるわけで、意識しなくても違和感としてピンときて、いくら大学生や社会人を騙っていても、相手の年齢がわかったり (年齢バレ) もします。
もっともここらも人によって違うので、かなり難しいのですが。
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