度胸もなくていつもおどおど… 「ビビる」
「ビビる」 あるいは 「ビビリ」 とは、ちょっとしたことに怯え恐れ、落ち着かない様子となってしまう人や言動を指す言葉です。 度胸や勇気、根性 がなく弱々しくて情けない性格、小心者・臆病・腰抜けといった意味で使われます。
似たような言葉にはこの他、ヘタレ やチキン (チキる)、ヒヨる、イモ引き、根性なしあたりがよく使われます。 語源については、身体が震えている様を指して細かくビリビリ・ビビビ振動するビビリからきたとか、小さな音などにいちいちビクッとする、ビクビクするといった言葉が変化したものとか諸説あります。
ビクビクから転じたならビクりでいいじゃんという話もありますし (ビクりとかビクつき野郎といった言葉も一応使う人はいますが)、こうした言葉を使いがちな不良やヤンキー、つっぱりといったアウトロー系の人たちは建築関係や機械工作関係の仕事に就いているケースが多く、僅かな振動でビビビと音を出して細かく震えるビビリから転じたとするのも自然ですが、言葉自体はかなり昔からあるものなので、どう相互作用して使われるようになったのかは不明です。 個人的には振動でビリビリが辻褄があうような気がしますが、時系列が合わないんですよね。
現在では 一般人 の間でも日常会話でよく使われるようになっていますが、とりわけ格闘系の ゲーム などでは プレイヤー の性格を批判したり 煽る ような言葉としてよく用いられます。