断末魔、声を上げる間もなく破滅の音が…
「ティウンティウン」 とは、1987年12月17日にファミリーコンピュータ用のアクションゲームとして 「カプコン」 から発売されたゲームソフト、「ロックマン」 の、キャラクター 死亡時の効果音 (やられ判定音) の擬音から来た言葉です。 半角で 「ティウンティウン」、あるいは3つ重ねて 「ティウンティウンティウン」 と書かれる場合もあります。
アクションゲームやシューティングゲームでの 「やられ判定音」 は、それこそ ゲーム の数だけあると云う感じですが (任天堂スーパーマリオも耳から離れない人が多いはずw)、ロックマンの場合、いかにも痛そうなトゲトゲに落下して死亡する場合が多く、またその際にシャボン玉が弾けるような妙にさわやかなグラフィックと、この 「ティウンティウン」 が絶妙に物悲しく、ネット などでは断末魔、破滅の音として、人生\(^o^)/オワタ などとセットになる形でよく使われるようになりました。
なおファミコン時代のゲームの効果音が話題となり一種の流行語にまでなったのは、ある種の おっさんホイホイ として、動画サイトなどにプレイ動画がアップされ、懐かしい アニメ やゲーム、とりわけ懐ゲーの話題が盛り上がった点があります。 元々 2ちゃんねる などにはレトロゲームを専門に扱う 掲示板 などもありますが、2006年3月2日にPSP用ソフトとして 「ロックマンロックマン」 とのタイトルでリメイクされ、広くユーザに再認識されたこともありました。
度重なるサービス残業でE缶も切れた…そろそろ僕もティウンティウン
その後、2007年1月7日に公開されたフラッシュゲーム 「人生オワタ\(^o^)/の大冒険」 でやられ音として採用され、「力尽きた時の効果音」 として、一般にも広く認識されるように。 この年はロックマンシリーズ生誕20周年目で、各種記念イベントも開かれ、ニュースにもなりました。
さらに同じ 2007年の2月には、ファミコン時代のゲーム楽曲の名作の生演奏を公開している蒼い牙氏 運営 の人気サイト、「Fuckin' Go my way!!」 にて、「ロックマン2 Dr.ワイリーの謎」 のゲーム中BGM 「ワイリーステージ前半戦」 を モチーフ とする 「思い出は億千万」(作詞/ PigKing氏) が公開され、その切ない歌詞と、替え歌が流行。 同じ 「ロックマン2」 をモチーフとした同人サークル 「てつくずおきば」 の せら氏のオリジナル楽曲 「エアーマンが倒せない」 の人気もあり、「今までがんばってきたけど、そろそろティウンティウン」 みたいな物悲しさが、妙に琴線に触れる効果音といった感じです。
なおティウンテゥンの状態まではいっていないものの、グロッキー寸前である、気を失ったり、もうろうとしている…なんて状態は、ピヨる などと呼びます。 ビビって 腰が引けている戦い方は、ヒヨる と呼びます。