全ての悩みから開放された絶望的な歓喜…人生\(^o^)/オワタ
人生\(^o^)/オワタ | ||
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「人生\(^o^)/オワタ」「\(^o^)/オワタ」 とは、文字通り 「俺の人生が終わった」「全ての望みが絶たれた」 という悲惨な状態を示す 顔文字 のことです。
一般的に ネット でよく使われる絶望を表す顔文字は、例えば泣き顔である
可愛い 人生\(^o^)/オワタ |
ニュアンス としては、もはや泣いたり戸惑ったり、あるいは必死に対応策を考えたり悩んだりといった 「苦しい時期」 はとっくに終え、ある意味で完全に諦めがついた、もう右往左往することなく、運命を天に任せる覚悟ができた、その晴れ晴れとした姿のように理解されているようです。
サッカーの試合中継で日本が負け…
なお流行り始めたきっかけの1つとして、サッカーの国際試合で日本チームが敗れた際、テレビに映った日本人女性サポーターがたまたま手を上げて笑っていた (試合結果はともかく、テレビに映ったのを喜んでいたとも) のを見かけた人が、顔文字をアレンジして 実況系 の 掲示板 に 書き込み、これが変形しつつあちこちに伝播したようです。
「日本代表チームが敗れた」、要するに 「日本\(^o^)/オワタ」 というわけですね。
代表的な 「人生\(^o^)/オワタ」 樹海行きAA
[←樹海] ┗(^o^ )┓三 | ||
______ |←樹海| . ̄.|| ̄ ┗(^o^ )┓三 人生オワタ || ┏┗ 三  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
後に樹海 (富士山のふもとの自殺の名所、一般的には方位磁石すら利かない、迷い込んだら死あるのみの深い森と信じられている 青木が原樹海) に向けて走って行く AA なども同一シリーズとして展開し、「絶望してこの世を捨てる決心をしたことによる開放感」 のような理解もあるようです。
さらに転じて、「何がなんでも樹海へ逝くのだ」 との倒錯した目的を持つステージとなり、キャラ名として 「オワ太」 も命名。 「オワタ」 と云いながら樹海の看板めがけて走るも、様々な障害が発生。 「コレハ…」 と絶句しながらも、しかし 「イケル!」「ミエタ!」 などと敵の動きを見切って突入、トゲトゲに刺されて終わるはめに。
「人生\(^o^)/オワタの大冒険」 フラッシュゲームも登場
ゲーム 「人生\(^o^)/オワタの大冒険」 |
その物悲しさ、「人生に絶望し、死ぬために命がけで樹海を目指す」 …といった倒錯的な 世界観 から、ガイドラインなどで人気が爆発。 さらに余りの人気からフラッシュを利用したゲーム 「人生\(^o^)/オワタの大冒険」 となり、攻略 情報を蓄積し整理する まとめサイト まで登場する騒ぎとなっています。
なお 「オワタ」 は当然 「終わった」 の促音 (小さいつ、「っ」) を省略した言葉ですが、これをわざと間違えて、「オタワ」 などと書く場合もあります。 またしばしば、「人生\(^o^)/オワタ」 断末魔の折には、ティウンティウン との 「やられ判定音」 が鳴り響くようです。 さらに非常によく似た使われ方をするセリフに、これはだめかもわからんね などというものもあります。
人生\(^o^)/ハジマタ
オワタとハジマタAA |
ところで 「人生\(^o^)/ハジマタ」 の取り扱いは微妙です。
「オワタ」 に対して 「ハジマタ」(始まった) ですから、首の皮一枚繋がった、ギリギリ助かった…なんて意味になりますが、一方で、「終わりの始まり」、つまりこれから大変なことになる…なんて先行きに暗雲が立ち込めている様を表現する場合もあります。 例えば 「日本\(^o^)/ハジマタ」 などは、「日本崩壊が始まった」「日本もついに終わりだな」 なんてニュアンスの言葉にもなったりします。
ちなみに 「/(^o^)\ナンテコッタイ」(頭を抱えて困っている様子)
あまり意味がない 「/^o^\フッジサーン」(富士山っぽいだけのAA) なんてのもあります。
こうした顔文字はそれこそ膨大な数がありますし、独特な云い回し、2ちゃんねる 特有の言葉 (いわゆる 2ちゃんねる用語) もたくさんありますが、とりわけこの顔文字が大きな存在感を持っているのは、その明るい 雰囲気 とは正反対の意味であるギャップが、2ちゃんねる利用者より、むしろ外部の人間に面白おかしく理解され、話題になったのも大きいようです。
なお絶望に打ちひしがれる顔文字では、他に 「_| ̄|○」 や 「orz」(オルツ、オーツ、オルズィー、オリザノールとも)、顔文字ではありませんが似たようなニュアンスの言葉として もうだめぽ というのもあります。