同人用語の基礎知識

ワロス/ テラワロス

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ワロス→ギガワロス→テラワロス

 「ワロス」 とは、「笑える」「笑わせてくれる」 といった感じの言葉で、2ちゃんねる などで使われている ネットスラング のひとつです。 後に大きな単位の接頭語がつき、例えば 「ギガ」(giga/ 109/ 10億倍) や、「テラ」(tera/ 1012/ 1兆倍) を頭につけて、「ギガワロス」 や、「テラワロス」 などと表現するようにもなりました。

 単位がついたり、その単位が大きいほど、「もの凄く笑える」「とても笑える」 という意味が強調された言葉になります。 それ以前の言葉で云えば、「超」 が近いでしょうか (超笑える、みたいな)。 また強調の場合、「バロス」 なんて書く場合もあります。 また 掲示板 などに書く場合は、半角カタカナ (ワロス、テラワロス) などと書く場合が多いようです。

笑った→ワロタ→ワロスみたいな流れでしょうか

 この言葉の 元ネタ としては、この種の 「笑える」「可笑しい」 という表現には、元々 「ワラタ」 や 「ワロタ」 と云うのがありましたので (「笑った」 の促音 (小さいつ、「っ」) を省略した言葉で、「ワロ」「waro」 などとも) これのアレンジ版、変形版のような形での発生と普及でしょうか。 「ワロウタ」 からの影響もありそうです。

 似た言葉としては、このほか (笑) などが使われるケースもありますが、(笑) や w が、相手の話や レス が笑えるのか、自分自身が笑いながら笑える話をするために使っているのか、前後の脈絡で判断しづらい場合もあるので、意味鮮明で語感におかしみのある 「ワロス」 が流れの速い掲示板 (VIP板など) で生まれ、広く使われるようになったようです。

 なおたいして面白くない、笑えない、という場合には、「はいはい、ワロスワロス」 などとおざなり・等閑視で突き放したような表現にしたり、あえて小さい単位の接頭語 (「ピコ」(pico/ 10-12/ 1兆分の1) をつけて 「ピコワロス」 などと表現する場合もあります (昔の言葉で云うと、チョイ受け、みたいな感じでしょうか…そういやワロタの時代には、「チョイワロ」「ヤヤワロ」 なんて言葉も見かけました)。 また 煽りニュアンス が強い言い回しに、久々にワロタ などというものもあります。

 なお相手を指差して嘲笑するような場合には、m9(^Д^)プギャー などと呼びます。

ワロスの他に、wwwwww なんてのもあります

 なお 「w」 は、数が増えるごとに 「笑える」「笑った」 という意味が強まる使い方となっており、「wwww」 とか、「wwwwwwwwwwwwwwww」 などと、どんどん数が増える傾向があります。 この 「wwwwww」 が、まるで草がボーボーに生えたように見えるため、「草」 と呼んだり、こうした言葉を使う人、あるいは 「VIP板」 の住人などを、「草民」 などと呼ぶ場合もあります。

 ちなみにこの 「ワロス」、最後に 「ス」 をつけるとそれっぽい言葉になるからなのか、「ヤバイ」 を 「ヤバス」「ひどい」 を 「ヒドス」「可愛い」 を 「カワユス」 などと別の言葉に当てはめて使うケースも多くなっています。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2005年4月21日)
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