「しごおわ」「めしおわ」 終わったらとりあえず 「おわ」
「おわ」 とは 「終わり」 を略した言葉です。 「〇〇おわ」 といった形で何かに接尾して使うケースが多く、例えば仕事が終わったなら 「しごおわ」、食事なら 「めしおわ」、ゲーム の イベント を終えたなら 「イベおわ」 などになります。「終わり」「終わった」 という言葉自体はたいした文字数ではありませんし、ことさらに省略する意味もあまりありません。 しかしとりあえず省略できる部分はできるだけ省略するのが ネット における文章作成や若者言葉の一つのパターンでもあるので、自分の日常を リアルタイム で つぶやく ような SNS といったサービスでは、ネットスラング としてよく見かけるものとなります。
また 「〇〇おわ」 に 「お疲れ様でした」 といった ニュアンス を含める場合は 乙 (おつ) と入れ替え、「しごおつ」「イベおつ」 といった言い回しになります。 ちなみにこの言い回しが広がる前に、ほとんど同じ使い方をする言い回しとして広まっていたものに 「〇〇わず」 や 「〇〇だん」 といった ツイ用語 もあります。 当初は英語ベースだった ツイッター での時制表現が、日本語ベースになったという感じでしょうか。
終わりに関する言葉はかなりたくさんありますが、この 「〇〇おわ」 は意味もフラットかつシンプルで、日常でも使いやすいものでしょう。 一方で、何かを終えて一区切りついたというそのまんまの意味ではなく、例えば 「人生\(^o^)/オワタ」「詰んだ」「もうだめぽ」 といった最悪な状態・状況を 自虐的 に指すために使う言い回しの終わったもたくさんあります。
対義語は 「はじ」
対義語は一般に 「始まる」「始まった」 あるいは 「始まるよ」 の略語である 「はじ」 で、「おわ」 と同じように 「しごはじ」「イベはじ」 といった言い回しをします。 これはそれ以前に見かけることが多かった 「〇〇うぃる」 の言い換えのようなニュアンスがあります。