やっと自分の時間になった 「しごおわ〜」
「しごおわ」 とは、そのまんまですが 「仕事が終わった」 の略・ネットスラング のひとつです。 同じ職場にいる同僚への挨拶が 「お疲れ様」 だとしたら、ネット を通じて家族や友人知人へ送る挨拶というか小さな近況報告が 「しごおわ」 かも知れません。 帰宅を待つ家族や就業後に待ち合わせている友人への メッセージ や メール でよく使われます。
ツイッター などの リアルタイム で近況のやり取りを行う SNS コミュニティでもよく使われ、「これからプライベートな時間が始まる」「返信・リプ もできます」 などの報告、あるいは単に 壁打ち・独り言としても使われます。 使う場合、「しごおわ」 の他、長音符をつけて 「しごおわ〜」 みたいなパターンが多いかもしれません。
対義語は一般に 「始まる」「始まった」 あるいは 「始まるよ」 の略語である 「はじ」 で、「おわ」 と同じように 「しごはじ」 といった形で使われます。 また 「しごおわ」 に 「お疲れ様でした」 といった ニュアンス を含める場合は 乙 (おつ) と入れ替え、「しごおつ」 みたいになることもあります。
ツイッター用語としての 「しごおわ」
社会人にとって仕事が終わるのは、それが毎日のこととはいえ、やっぱりほっとひと段落して気分も上向きになるものです。 友人と一杯ひっかけにいったり、家に帰って アニメ を観たり ゲーム をしたり。 ただし会社にいるうちに仕事が終わらず宿題のように自宅持ち帰りの仕事があったり、仕事とはいえないまでも明日の仕事の準備などがある場合は、心からほっとすることもできないかもしれません。 とはいえとりあえず退社するタイミングになったら 「しごおわ」 で一区切りするのも日々のアクセントのつけ方でしょう。
生徒や学生といった若い頃にネットや携帯電話・スマホがなかった 筆者 のような世代だと、いちいち 「今から帰る」 みたいな連絡を毎日家族宛に送る習慣はないのですが、デジタルネイティブ な若者の間では、むしろネットはあって当たり前で、リアルとネットを分ける必要もなく、毎日 「しごおわ」「今から帰る」 みたいな連絡を入れる人が多い印象です。 その意味では 「お疲れ様」 と 「ただいま」 の間の 「しごおわ」 は、新しい日本の挨拶なのかもしれません。
なお何かが終わった際に 「終わった」 を 「おわ」 として、終わった何かの名前の略を接頭する言葉は様々なものがあります。 例えばご飯を食べ終わったら 「めしおわ」 などとなり、これらは 〇〇おわ といったくくりの言葉としても認識されます。 とくにツイッターの場合、初期の ツイッター用語 に 〇〇なう や 〇〇だん などがあり、言葉の用途や語感に類似性と関連性があります。
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