J禁と並んで良く使われる言葉、必要性あっての 「P禁」
「一般禁」(いっぱんきん) とは同人活動とか、とりわけ創作系の活動に興味のない 一般人 の閲覧などを禁止しますの略語で、「部外者立ち入り禁止」「仲間内 限定」 的な意味の言葉です。
一般人禁止=一般 People 禁止=「パンピ禁」 もしくは 「P禁」(ぴーきん) とも呼び、現在はこちらの呼称がむしろポピュラーでしょう。 同人 の世界の外にいる人や、また活動している ジャンル の外の人 (別のジャンルの人や、性的に ノーマル、ノンケ の人など) に、同人誌 や作品を見せないで下さいね…もしくは 同人要素 があるので見ないで下さいね…と云うような時に使われます。
また初期の頃は、詳しい人でなければ判らないマニアックな内容、完全な内輪ネタなどを作品にする場合に、外部の人 (読者 など) に対して 「一般人置いてきぼりの内容です〜」 的な意味で、使っていた場合もあります。
実在の人物 (生もの) を扱った同人であるがゆえに…
もっとも多く使われるのは、やはり実在の人物 (テレビタレントやお笑い芸人などの芸能人やスポーツ選手) を モチーフ とした、いわゆる 芸能同人 「ナマモノ」、あるいは実写ドラマや特撮の 二次創作 などでよく使われる 半ナマ (ドラマ同人) の場合でしょうか。
J禁 などもそうですが、同人や同人的な扱いに慣れてない人、興味のない人から見ると、理解できなかったりつまらないだけでなく、不快な印象を与えるような作品になっている場合もあり、そうした人たちからの非難や、あるいはタレント本人や事務所への通報 (チクリ) や訴えがあると、思わぬ問題となってしまう場合もあります。 結果、必要性に迫られて、注意喚起のキーワードとして 「P禁」 が広く使われるようになりました。
アクセス制限をかけたり、相手の本気度を確かめたり…
J禁やP禁を謳っている 同人サークル や 同人作家 の方は、自分の作品を世間に広めようとか多くの人の目に触れさせよう、作品をたくさん作ってお金儲けしよう…なんて考えていない人がほとんどです (しかし同じ 趣味 や好みの人には見てもらいたい)。 したがって、無用な トラブル 回避のため、こうした 「閲覧制限」 を設けている場合が多いですね。 同人サイト をやっている場合にも、検索避け を行ったり、クイズ制 や 招待制 で利用者を絞ったり。
P禁やJ禁を 「お願い」 している同人サークルや同人作家の多くは、閉じた世界の同じ趣味の人たちだけで楽しむことを望んでいます。 興味のない人、趣味の合わない人は見ても問題が起こるだけですので、互いに相手の立場を尊重して同居できればいいですね。
作家さんは、別に見たくない人にまで見せようとはしてないのですから、良く分からない人が無意味に覗き込んでトラブルを起こすのはやめましょう。 誰の得にもなりません。