今日だけは、今だけはサボっても許されるはず… 「チートデイ」
「チートデイ」 とは、チート (Cheat) (ズルや 騙す こと) が許される日のことです。 英語のチートは日本においては ゲーム での不正行為を指して使われることが多いですが、これと同じように 「決まり」「本来はしてはならないこと」 から外れる行為ができる日という意味になります。
代表的なものに、ダイエットの最中に 「今日だけは好きなものを食べて良い日」 などを設ける 「ダイエットチートデイ」 があります。 ダイエットは長期に渡ると脳が飢餓状態だと誤認して生存性を高めるために体重低下を抑制しようとしたり、摂取 カロリーを脂肪にして貯めようとする停滞期が訪れるとされます。 また精神的なストレスだって次第に大きくなるでしょう。 合間にダイエットのお休み日を設けることで停滞モードになるのを防ぎ、押さえつけていた食欲やストレスをいったん解放・リセットし、気分転換によってダイエットへのモチベーションを高める効果もあるでしょう。
一方、肉食を避けるヴィーガンが行う 「ヴィーガンチートデイ」 も、ダイエットチートデイ同様、肉食や動物性たんぱく質を摂取できる日を設け、身体に対する過度の負担を軽減したり、ストレスを解消したり、肉体的・精神的にヴィーガン生活の停滞を乗り越えるためのテクニックとしてしばしば使われます。
もっともダイエットやヴィーガン生活を送っていない人から見ると、こうした行為は 「痩せるつもりがないのでは?」「肉食を断つと云いながら自分勝手な屁理屈で肉を食べるのを正当化している」 と見えやすく、非難や揶揄を受けやすくなる 概念 でしょう。 とりわけヴィーガンの一部は 意識高い系 のように日ごろは自画自賛したり他人の肉食を非難しがちだったりもするので、彼らの云うチートデイという概念そのものが欺瞞にあふれたインチキ臭い言い訳に見えるケースが多いのでしょう。
受験や仕事が辛くて逃げたくなる…おたく・腐女子のチートデイ
これらの使い方が転じて、おたく や 腐女子 が受験勉強や大切な仕事、次の 同人誌 のための 締め切り が迫っているといった取り組むべきものがある時に、それをサボって息抜きする日をチートデイと呼ぶこともあります。 気分転換という名の現実逃避や意志の弱さを正当化できる概念でもあるので、「今日はチートデイに決めたので アニメ を観ます」 みたいな使い方は精神衛生上も都合が良いと云えます。
なお リミッター解除 と同じような意味で使う場合もあります。 リミッター解除とは、好きな作品や 推し のための散財・無駄遣いを正当化する言葉ですが、前述の例と同じように 「今日はチートデイだから推しが出るまで ガチャ を引く」「グッズは全部買う」 みたいな使い方をします。
ダイエットにせよヴィーガンにせよ他のものにせよ、ずうっと我慢を続けるのは精神的にも辛い上に緊張の糸が切れた後のぶり返しによって元通りどころか却って事態が悪化することもありますから、適度な息抜きが大切なのでしょう。