一個人によるアカウント 「個人アカウント」
「個人アカウント」 とは、その アカウント の利用者が企業や団体、組織、あるいはその所属を前提としたものではなく、一個人の場合のアカウントのことです。 略して 「個人アカ」 とか、アカウントを 誤変換当て字 によって 垢 と表記することが多いため、「個人垢」 と書くこともあります。
一般人ならわざわざ表明する必要などありませんが、著名人や公人の場合、その人が所属する組織や団体の 公式 な見解だと思われる恐れがあるため、わざわざ個人アカだとの宣言をするケースが多いでしょう。
団体や組織のアカウントと個人的な用途で使われるアカウント
ネット 上の様々なサービスを利用する場合、自治体や企業といった法人や団体、組織が 運営 するものと、一人の個人が利用する場合の2パターンがあります。 アカウントの 持ち主 がことさらに個人アカを標榜する場合は、単なる運営主体の種類というよりは、「自分が所属している企業や団体とは無関係のアカウントです」「個人的に使っているアカウントです」 あるいは 「個人的な見解を述べるアカウントです」 との免責的な使われ方が多いでしょう。
ただしその人物が何らかの組織の 代表 や 管理者 だったり、属している組織や団体のアカウントが存在しない場合、個人アカと主張していても実質的な 公式アカ として 認知 され、その個人が 投稿 した主張が公式的なものだと認識されるケースは多いでしょう。
とくに個人とその仕事が不可分で、かつ個人の名前が仕事の前面に出るタイプの職業、例えばアイドルや声優といったタレント・芸能人や、経営者、学者、スポーツ選手といった著名人、あるいは政治家などの公人の場合、いくら本人が プロフィール部分 などに個人的なアカウントですと述べたところで、本業に関する話題や情報を 書き込み している時点で、分けて考えることが難しい状況もあります。
そうした場合は、職業人としての個人アカウントと、趣味 や日常生活など、職業人としての個人以外の話題を扱う別のアカウントを設け、本アカ・メインアカ とか 副アカ・サブアカ、裏アカ、趣味アカ などと用途別に運用を行うこともあります。
個人アカと故人アカ
なお団体や組織でも会社が倒産したり消滅したりでお亡くなりになることがありますが、個人は生物学的死亡がありますので、アカウントの持ち主が亡くなることもあります。 その場合、アカウントがそのまま残った際には、故人アカウント と呼ばれることもあります。