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紺ハイ/ 紺色ハイソックス

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ルーズソックスに浸透し駆逐した、新・女子高生の象徴靴下、紺ハイ

 「紺ハイ」 とは、上端が膝下丈 (膝下5〜10cm 程度) の 靴下ハイソックス のうち、 が紺 (ダークブルー/ ネイビーブルー) のものを指す略語です。 「紺色ハイソックス」「紺色ハイソ」「紺ハイソ」「紺ソク」 などとも呼びます。

 濃紺が基本的に多いのですが、制服 や全体の カラー によっては黒なども選ばれ、また赤や白の刺繍によるワンポイントなどが入っているものを着用する場合も多いようです。 紺ハイはこれらをまとめた総称となっています。

■ 紺ハイ ■ ルーズソックス
 一世を風靡した ルーズソックス とバトンタッチする形で 1990年代末期に人気となり、以降は 2000年代を代表する女子中高生の足元を飾る アイテム となっているようです。 それ以前にも存在はしていましたが、大流行したのはこれ以降となります。 なお足元を飾る ローファーコインローファー) が 定番 となっています。

他と違っておしゃれでかわいい、しかも足が細く見える…それが 紺ハイソ

 元々 「ハイソックス」 には 「清楚」「おしとやか」「お嬢様」 風の 雰囲気 があり、学校 関係者や父兄、さらには フェチ 気質を持つ男性などからも好まれる靴下の丈、形状でした。

 しかし 「真面目っぽい」「古臭い」 というイメージもあり、学校指定の靴下として校則で定められている場合や、それらの校則が厳しく守られている学校はともかく、いわゆる 「つっぱり」 や 「コギャル」「今風の女子高生」 には、評価されることが少ないアイテムとなっていました。

 ひとつには、ツッパリ ファッション では スカート を長くするのでハイソックスは意味がない、あるいは 「足が締め付けられて痛い、痒くなる」「足を長く見せるために靴下は短いものが良い」 という女の子なりの 「実用性」 もあったようです。

 たしかに膨張色の白でハイソックスでは、足が短く、また太く見えてしまい、ズリ下がるのを防ぐための 「ソックタッチ」 の塗布も面倒なものです。

 というわけで、ハイソックス自体が女の子から 「進んで自分から履こうとは思われない」 時代が長く続きました。 その転機が起こったのは、1990年代初めから中ごろにかけて発生し、全国の女子中高生の間で大流行した 「ルーズソックス」 の存在と、その衰退です。

制服スカートのミニ化とルーズソックスの流行

 1990年頃から、いわゆる制服のスカートの ミニスカート 化が始まりましたが、その際に足元を飾る独特な アイテム として、やや遅れて登場したのが 「ルーズソックス」 です。

 当時女子高生を、「コギャル」 などと呼ぶようになっており、それまでのつっぱり風の ロングスカート 改造制服に対し、ミニスカート改造制服を 「コギャルファッション」 などと呼んでいました。 「防寒」「足を細く見せる」 ために生まれ、その後全国に大流行した 「ルーズソックス」 ですが、その余りの流行により、「ほかの人と違ったファッションをしたい、だけど 「真面目風はダサくて嫌」 という女子高生が目をつけたのが、紺色のハイソックスでした。

紺色ハイソックス ワンポイント入り  なお 「ルーズソックス」 は、ざっくりとしたボリュームのある 「リブ編み」 が誕生直後から末期までの主流でしたが、後年になり、リブ無し、あるいはリブの細かいすっきりとしたフォルムのものが登場していました。

 リブ編みが妹風だとすると、リブなしは お姉さん 風といった感じですが (まぁたいした違いはありませんがw)、このうちリブ無しを選んでいた女の子たちが、紺色ハイソに先に移行していった印象があります。

マスコミの後押しもあり、徐々にルーズソックスを圧倒

 この頃になると、高校や中学の制服はおしゃれな ブレザー制服 が当たり前になり、また スクールリボン などの ネクタイ や飾りをつけたトラディショナルでおしゃれ、何より 「可愛い」 制服の着こなしが広まっていました。

 またコギャル系のファッションが一部とはいえガングロからヤマンバへとどんどんすごい方へすごい方へエスカレートする中、その対立軸のような形で清潔さや上品さを求める層も広がり、通学用靴下とこれらとは直接的に関係がないものの、紺ハイがその気分にマッチして広がったという部分もあるようです。

 さらに、当時は女子高生などが見るテレビドラマなどの女子高生の制服にも先んじて紺色ハイソックスが取り入れられていて、それの影響もかなり大きかったようですね。 「ルーソ」 はある種の突発的な女の子の草の根からの流行でしたが、紺ハイの流行には、芸能人やテレビ・雑誌メディアの影響が強く感じられます。

ルーズソックス vs 紺ハイ、仁義なき戦い

 ルーズソックスの流行の際にはあまりに流行の伝播速度が速かったこともあり、身に着ける当の女の子側の葛藤やこだわりが初期の頃にはありました。 しかし紺ハイについてはジワリジワリと流行が浸透していったこともあり、そういった対立軸のようなものは、あまりなかったようです。 一方で、靴下フェチ・足フェチを持つ男性からの視線は熱く、日々減少するルーズソックスに危機感を覚えるルーソ派は、紺ハイ派 (人種的には ロリ系 が多い) に、露骨な敵意をむき出しにする場合もありました。

 一部の パソコン通信 会議室では、ルーソ派 (靴下は 下着 なんだから白がコケティッシュに決まってるだろ) と紺ハイ派 (おしとやかイメージで小学生からいけるじゃん) との熾烈な論戦が繰り広げられていたものです。 まあ 筆者 のいた 掲示板 なんですけどねw

 なお一世を風靡した紺ハイですが、2010年頃から徐々にその数を減らし、一部では 「くしゅくしゅ履き」 と呼ばれる、ややずり下げてくしゅくしゅとさせるスリークォータースやクルーソックスくらいの丈になるような履き方も登場。 以降は紺ハイそのものをやめて通常ソックスやアンクレットのような短いソックスの復権が著しいようです (フットカバーとか、ほとんど素足っぽく見えるものも)。

 理由については短いソックスは足が長く見えるとか、紺ハイに真面目で 陰キャ っぽいイメージが生じて避けられるようになったとか、スカートの丈がギャル全盛期に比べやや長めになってきて、スカートの裾からソックスの上端との間の脚のバランスが変わったとかいろいろありますが、流行は繰り返すとは良く云ったものです。 とはいえ多様性の世の中になったのか、ルーソが一気に消えたかつてのような急激な切り替わりは生じてないようです。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2003年2月12日)
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