同人用語の基礎知識

などと意味不明な供述をしており

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マスコミの事件報道で頻出 「などと意味不明な供述をしており」

 「などと意味不明な供述をしており」 とは、新聞やテレビニュースなどのマスコミの事件報道の際、警察に逮捕され取り調べを受けている容疑者、被疑者 (犯人と思われる人) の発言として頻繁に使われる定型句、常套句のひとつです。 「などと意味不明な発言をしており」 とか、「などと意味不明な供述を繰り返しており」 とも呼びます。

 これが転じて、ネット掲示板 などで、訳の分からない意見や コメントレス をする人に、この 「などと意味不明な供述をしており」 を返して茶化したり 煽った り、「その意見には何の価値もない」「お前の頭はおかしい」 との意思表示として使う場合もあります。

 この 「などと意味不明な供述をしており」 と極めて似た使われ方をする ネットスラング には、日本語でおk などもあります。 要するに 「お前の意見は訳がわからない」 という訳です。

マスコミ報道のお約束のような言い回し

 こうした種類の 「マスコミ報道の お約束」 的な成句、言い回しは様々なものがあります。

 捜査当局のコメントとしては、「…の発見に全力を挙げている」「余罪について追及していく方針」「何らかの関与がある可能性もあるとみて」「慎重に捜査を進めている」「重大な関心を持って見守っている」 などがあり、捜査当局からでてくる逮捕した被疑者の 「ついカッとなってやった、今は反省している」「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」 などもあります。

 この種の同じような紋切り型、定型句のコメントの中でも、とくにこの 「などと意味不明な供述をしており」 がネットなどで取り上げられるのは、マスコミでの出現頻度が高く誰でもこの言い回しの ニュアンス共有 していることもさることながら、「などと意味不明な供述をしており」=「犯人の頭がおかしい」 との認識もあわせて持っているからでしょう。

 実際のマスコミ報道での使われ方も、通り魔殺人などの異常な犯罪で、「人を殺せという電波が頭に入ってきて命令した…などと意味不明な供述をしており」 といった、いかにも精神的に何かしらの問題がありそうなケースが多いためで、相手を罵倒する言葉としてとても便利だからなのでしょう。

 なおこうした人を、俗に 電波 などと呼びますが、これも前述した 「頭の中に電波が入ってくる」 などという意味不明な被疑者の 「ありがちな供述内容」 から転じて使われるようになったものです。

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(同人用語の基礎知識/ うっ!/ 2002年2月8日)
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