電波サポーターの電波 コメント 「自分が出て行ってやっつける」
「自分が出て行ってやっつける」 とは、できもしないこと、それも筋道が通らないむちゃくちゃな理屈からの意味不明な行為を、自信満々にやってのけると胸を張る (しかし実際はやれないし、やるつもりもない) ことです。
「もし○○したら、自分が出て行って□□をやっつける」「○○が△△になったら、自分が出て行って□□をやっつける」 なんて使い方をします。 ありがちな例では、好きな アニメ作品 で、自分のごひいきのアニメキャラなどがライバルキャラに いじめ られていると、つい飛び出すようです。
元ネタはサッカーアジアカップの日中戦の街頭インタビュー
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自分が出て行ってやっつけるのAA |
元ネタ ですが、2004年8月4日にNHKで放送された、中国人青年 (サッカーの中国人サポーター) のインタビュー、「中国が負けそうになったら、自分が出て行って日本をやっつける」 に由来します。
このコメントは、2004年7月17日〜8月7日にかけて中国で開催されたサッカー 「第13回 AFC アジアカップ 2004」 の決勝戦 (開催国 中国 vs 日本) を前に、街の声を拾うという形の報道でした。
しかし冗談口調で自国のスポーツの応援をするというコメントではなく、真顔で日本を憎むようなコメントとなっていて、折からの中国での理不尽な反日行動に業を煮やしていた日本人サポーターや ネット の住民が反応。 すぐに アスキーアート や 「おもしろフラッシュ」 などが作られ、ネット 界隈 で話題に。 前後して、掲示板 2ちゃんねる のガイドライン板には、「自分が出て行ってやっつけるのガイドライン」(2004年8月8日) が立ち、広まることになりました。
日本の優勝で中国人観客らは暴徒と化し反日暴動にも
試合の方は、ディフェンディングチャンピオンでもある日本が 3-1 で中国を下し3度目の 優勝 となりました。 しかし実際の試合以外の要素、例えば日本チームに対する国歌演奏中のブーイングや日本人サポーターへの罵声やペットボトルやごみの投げつけは酷いもので、騒然としたスタジアムから日本人サポーターが出られない状況にまで悪化。
さらに日本大使館の大使公用車への中国人サポーターらによる襲撃や、街角で次々と日の丸の焼き打ちがされるなど、日本政府が 公式 に中国側に対し、日本人旅行者の安全確保や事態の改善を要請するほどの騒ぎとなってしまいました。
なお上海や北京、成都など、中国各地で日本企業や日本の商店、飲食店、さらに日本大使館などを襲う大規模な反日暴動が起こるのは、翌年 2005年の3月から4月にかけてでした。 この際、暴徒らが 「愛国無罪」(元々は国に混乱をもたらす政府に対する反対運動スローガン、その後毛沢東が文化大革命の際、反革命的とされる文化人や政治家、芸術、書物などを殺害したり破壊したことを、「革命無罪」 と呼んで賞賛したことも) という言葉を叫び、この言葉は日本のネット上でもよく話題に上っていました。
ちなみに暴徒の大半は 「愛国無罪」 だったのか、あるいは当局の扇動によるものだったのか、何の罪にも問われず黙認状態とされ、取り締まりもほとんど行われなかったようです。 末期になって、何人かの暴徒が中国当局に身柄を拘束されたようですが、その後何の罰も受けずに釈放、また中国当局の日本に対する謝罪も、公式に拒否しています。