最後の最後は神頼み… 「お祈り」
「お祈り」 とは、実質的に何もしない、あるいはできる限りできることはやったけれど最終的には何もできずに見守るしかないといった状況を指す言葉です。 ほとんど同じ意味で 「神頼み」「運任せ」 もあります。言葉としては 普通 の日本語のそれと同じですが、とくに おたく用語 として使う場合、むしろ 「祈ることしかさせてくれない」 すなわち結果や経緯にタッチできない、努力や工夫や干渉を一方的に阻害されているといった ネガティブ な ニュアンス も含んでいます。
例えば ゲーム で、あまりに確率や運の要素が強すぎて プレイヤー として努力したり技術を磨いても無駄になる、サイコロ遊びと同じでつまらないといった意味で使ったり (お祈りゲー)、コミケ への サークル参加 の申し込みはしたけれど抽選に当たって スペース が与えられ参加できるか分からないなど、「もうどうしようもない」「結果を待つしかない」 という状況でよく使われるでしょう。
また 「お祈り申し上げます」 か…切ない 「お祈りメール」
一方、就職・求職活動において、企業側から応募者に宛てて送信される不採用通知の メール を 「お祈りメール」 と呼ぶこともあります。 メール本文の末尾にしばしば 「〇〇様のますますのご活躍をお祈り申し上げます」 といったありきたりの テンプレート 的な定型文がついていることから、揶揄・俗称として 掲示板 2ちゃんねる などを中心に使われるようになっています。