もっとも同人誌頒布数の多いサークルが最大手なんですが…
ある特定の ジャンル の中、もしくは全ジャンルひとまとめの中で 同人誌 の 頒布数 (売れる 部数) が飛び抜けて多い 同人サークル のことを、一般に 大手サークル と呼びますが、その中でも最大のサークルを、「最大手サークル」 と呼びます。
ジャンル名を接頭して、「○○最大手」 のようにして使うケースが多いようです。
長い行列が転じて、チラシ置き場や売店、トイレなども
これが転じて 同人イベント で長い長い 「行列」 の出来る場所、人が殺到する場所、例えばイベント 告知 の ペーパー や チラシ などがまとめてある チラシ置き場 や 「売店」「宅配サービスの受付」「トイレ」 などの俗称としても、「最大手」 が良く使われるようになりました。
中・小規模の特定のイベントでは、一般入場 の開始と共にまず最初に 「チラシ置き場」 に列が出来る事から、これを揶揄したり、あるいはイベントの途中でトイレに行くためしばらく離席する時に、「ちょっと最大手にいってくる」 なんて使ったりします。 この手の 「トイレに行く」 という表現は、「お花摘みに行ってきます」(花を摘むためにしゃがむことから) など、独特の言い回しがありますが、これの同人版といったところでしょうか。
頭にジャンル名などが付かなかったり語尾に 「サークル」 がない場合、あるいは単に 「最大手」 などと呼ぶ場合は、もっぱらトイレなどの後者を指す場合が多いようですね。 とくに女性同人 ファン が好んで使う場合が多いようです。
ネタとして使われる 「最大手」
なお コミケ などの大規模イベントでは、閉幕寸前の宅配サービスの受付が、もう巨大超大手と云えるでしょう。 最後の最後に並ぶだけに、ビッグサイト の巨大な通路に延々と続く人の列を見るだけで、嫌になってしまいます。 まぁ自分のサークルの本や買った本を大量に持って帰るよりはマシなんですけれど…。